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老衰は何歳から?平均は80〜90代|前兆のサインと亡くなるまでの期間も解説

老衰は何歳から?平均は80〜90代|前兆のサインと亡くなるまでの期間も解説

この記事は2分で読めます

老衰は何歳から?平均は80〜90代|前兆のサインと亡くなるまでの期間も解説
老衰は、日本人で3番目に多い死因です。ガンや心疾患が死因として注目されていますが、老衰のように大きな病気をせず亡くなることも少なくありません。しかし、老衰は何歳から起こるのか知らない方がほとんどでしょう。

この記事では、老衰の定義や平均年齢について調査データをもとに解説していきます。老衰の前兆についても紹介するため、身近に高齢な家族がいる方は、チェックしておいてください。

【目次】

葬儀の口コミ

老衰とは?調査と厚生労働省の定義をもとに解説

老衰とは?調査と厚生労働省の定義をもとに解説
老衰と聞くと、苦痛なく穏やかに亡くなるイメージを持つ方もいるでしょう。
厳密には、老衰は大きな病気やケガなく自然に亡くなることを指し、穏やかなイメージとは異なります。

老衰は日本で3番目に多い死因なほか、厚生労働省できちんとした定義が定められているものです。

老衰について知るためにも、「葬儀の口コミ」が調査したデータや厚生労働省の定義をもとに詳しく解説していきます。

老衰は日本で3番目に多い死因

厚生労働省が毎年発表している「人口動態調査」によると、老衰は日本で3番目に多い死因です。1位のがん(悪性新生物<腫瘍>)、2位の心疾患に次いで老衰が3位にランクインしており、かなり一般的な死因だといえます。

「葬儀の口コミ」が2026年6月10日に全国の60歳〜80歳の男女119名に実施した「死亡理由に関する調査」によると、実際に報告された死因は以下のとおりでした。

【直近で亡くなられたご家族・ご親族の死因】
老衰:29.4%(35件)
その他:25.2%(30件)
がん:23.5%(28件)
脳血管疾患:6.7%(8件)
肺炎:5.9%(7件)
心疾患:5.0%(6件)
事故:1.7%(2件)
腎不全:0.8%(1件)
自死:0.8%(1件)
感染症:0.8%(1件)

出典:死亡理由に関する調査/葬儀の口コミ

調査でも29.4%と最多なため、身近な人が老衰で亡くなる可能性は十分にあるでしょう。

老衰の意味は?厚生労働省の定義を紹介

老衰とは具体的にどのような状態を指すのでしょうか。

厚生労働省が発行している『死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル令和8年度版』によると、老衰の定義は次のとおりです。

「老衰」は、高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死の場合
出典:死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル/厚生労働省

つまり、病気やケガなく亡くなった場合が老衰にあたります。

老衰は何歳から?年齢の目安

老衰は何歳から?年齢の目安
結論として、老衰に厳密な基準はありません。若くても老衰になるケースもあり、死因となる背景もさまざまです。

ここでは、「葬儀の口コミ」の調査データをもとに、老衰になる年齢の目安を解説します。

老衰に明確な年齢基準はない

老衰には、「何歳以上なら老衰」といった医学的・法律的な明確な年齢基準はありません。死亡診断書に老衰と記載するかどうかは、高齢の方に他の死亡原因となる病気やケガがないかを踏まえ、医師が個別に判断します。そのため、同じ年齢でも老衰になる場合とならない場合があるのです。

老衰の平均年齢は80〜90代が中心

明確な基準がないなかで、目安として挙げられるのは平均寿命前後です。

厚生労働省によると、日本人の平均寿命は2024年時点で男性が81.09歳、女性が87.13歳でした。

そのため、大きな病気やケガなく平均寿命を超えて亡くなった場合は、老衰となる可能性が高いといえます。

「葬儀の口コミ」が2026年6月10日に全国の60歳〜80歳の男女119名に実施した「死亡理由に関する調査」では、老衰を死亡理由として挙げた方の平均年齢は90.3歳でした。最も低い年齢は78歳、最も高い年齢は103歳です。

両方のデータからわかるように、80〜90代が老衰の目安となるでしょう。

70代・60代でも老衰と判断される場合がある

80歳以下のより若い年齢でも、老衰が死亡理由となる場合があります。老衰は他に原因がない自然死を指すため、身体が衰弱してそのまま亡くなると認定されるケースもあるのです。70代で老衰と診断される例はあり、まれに60代や50代で診断される場合もあります。

ただし、若い年齢では別の病気が隠れていることも多く、老衰には個人差もあります。併発する炎症などが直接の原因となって亡くなるケースも少なくありません。

そのため、身体機能の衰えや異常を感じたときは、病院やかかりつけ医に相談しましょう。

老衰が増えている背景

老衰が死因として増えているのは、日本の高齢化が大きな背景にあります。長寿化により90代・100歳以上まで生きる方が増え、大きな病気をせずに亡くなるケースが多くなりました。

近年は過度な延命よりも自然な最期を望む考え方が広がり、医師が「老衰」と診断する場面が増えていることも一因とされています。

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老衰の前兆・サインとなる初期症状

老衰の前兆・サインとなる初期症状
老衰の主な初期症状は、身体機能の衰えです。ほかの状態からも老衰のサインを知ることができます。

ここでは、目安として次の3つを紹介します。

・食事量が減る
・体重が減少する
・睡眠時間が増え「寝てばかり」になる

身近に高齢の方がいる場合は、注意して見守るとよいでしょう。

食事量が減る

老衰が近づくと、身体機能の衰えとともに食事の量が減ります。必要な栄養が少なくなるため、身体が自然と食事を制限していくのです。

体重が減少する

身体機能の低下と食事量の減少にともない、体重も減っていきます。栄養素をうまく取り込めなくなり、結果として体重の減少は加速するでしょう。

体重の減り方には個人差があり、なかには急激に減ってしまう方もいます。

家族が心配して無理に食事や栄養を摂らせようとしても、かえって戻してしまったり、物を喉に詰まらせてしまったりと、別のリスクをともないます。

元気であれば様子を見守り、明らかに体調や身体の異常がある場合は、医師に相談してください。

老衰の死亡までの期間はどれくらい?

老衰の死亡までの期間はどれくらい?
老衰は、ある日突然亡くなるのではなく、数か月から数年かけて少しずつ進んでいきます。ここでは、死亡までの期間の目安や死ぬ直前に見られるサインなど、最期に向けた経過を解説します。

死亡までの期間の目安

老衰が始まってから亡くなるまでの期間には大きな個人差があり、数か月の方もいれば、数年かけて緩やかに進む方もいます。食事量や体重の減少、睡眠時間の増加といった変化がゆっくり進み、徐々に身体機能が低下していくのが一般的です。

期間を正確に予測するのは難しいため、変化が見られたら、かかりつけ医や看護師に今後の見通しを相談しておくと安心です。

食べない・点滴になってからの期間の目安

食事や水分をほとんど受け付けなくなると、最期が近づいているサインとされます。一般的には、飲食ができなくなってから数日〜2週間程度が一つの目安です。

これも個人差が大きく、点滴などで水分を補う場合はさらに長くなることもあります。ただし、点滴は本人の負担になる場合もあるため、行うかどうかは医師とよく相談しましょう。

老衰は苦しい?

老衰による最期は、一般的に苦痛が少ない死因です。身体機能がゆるやかに低下し、眠っている時間が増えていくため、痛みを感じにくいまま自然に旅立つことが多いと考えられています。

ですが、老衰にも個人差があり、なかには身体的、精神的な苦痛を伴う場合もあると言われています。

声をかけたり手を握ったりするだけでも本人は安心できるため、ご家族の方は可能な範囲で寄り添ってあげるようにしましょう。

老衰に備えて家族ができる準備

老衰は緩やかに進むからこそ、元気なうちに家族で話し合っておくと、いざというときに後悔のない見送りができます。準備しておきたいことを確認しましょう。

延命治療の意思を確認する

老衰が進むと、本人の意思を確認できなくなる場合があります。そのため、延命治療を希望するかどうかを、本人がはっきり話せるうちに聞いておくことが大切です。胃ろうや人工呼吸器、点滴などについての考えを、事前指示書(リビングウィル)として書き残しておくと、家族が判断に迷わずに済みます。

葬儀の希望・遺言書を準備する

葬儀の規模や宗教、呼びたい人などの希望を、本人と話し合っておきましょう。あわせて、財産の分け方を記した遺言書を準備しておくと、相続をめぐるトラブルを防げます。元気なうちは話しにくい話題ですが、エンディングノートなどを活用すると切り出しやすくなるでしょう。

まとめ

老衰は、自身を含め身近な人に起こりうるものです。しかし、老衰の詳しい内容について知っている方は多くありません。

早めの受診を促したり、過剰な心配を防いだりすることにつながるため、年齢の目安を含め、症状などを知っておくと安心です。

また、老衰は本人の意識が朦朧として会話ができない状況になる可能性もあります。

葬儀や遺産、今後についてあらかじめ話しておくようにすると、最期の時間まで穏やかな時間を過ごせるでしょう。

よくある質問

Q

老衰は早くて何歳から?最低年齢は?

老衰に明確な最低年齢はなく、医師が「他に死因がない自然死」と判断すれば、年齢にかかわらず老衰とされる場合があります。実際には80代以降が中心ですが、70代で老衰と診断される例もあるでしょう。ただし若い年齢では別の病気が隠れていることも多いため、慎重に判断されます。

Q

老衰の平均年齢は?

老衰で亡くなる方は、平均寿命前後の80〜90代が中心です。日本人の平均寿命は男性81歳・女性87歳ほどで、これを超えて大きな病気なく亡くなった場合に老衰とされることが多くなります。100歳以上で亡くなる方も少なくありません。

Q

老衰は食べなくなってから何日で亡くなる?

食事や水分を受け付けなくなってから亡くなるまでは、数日〜2週間程度が一つの目安です。ただし個人差が大きく、点滴などで水分を補う場合はさらに長くなることもあります。正確な予測は難しいため、医師に見通しを確認しましょう。

Q

寝てばかりは老衰の前兆?

睡眠時間が増え、昼夜を問わず寝ている時間が長くなるのは、老衰のサインの一つです。脳に栄養が行き届きにくくなり、身体が休息を必要とするためと考えられています。ただし、薬の影響や別の病気が原因の場合もあるため、気になるときは受診しましょう。

Q

老衰の最期の症状は?

最期が近づくと、食事や水分をほとんど取れなくなり、眠っている時間がさらに増えます。呼吸が不規則になったり、手足が冷たくなったりする場合もあるでしょう。多くは苦痛が少なく、眠るように穏やかに最期を迎えるとされています。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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