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日本で一番多い仏教宗派はどこ?主要宗派の特徴と葬儀費用を解説

日本で一番多い仏教宗派はどこ?主要宗派の特徴と葬儀費用を解説

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日本で一番多い仏教宗派はどこ?主要宗派の特徴と葬儀費用を解説
現在、日本の葬儀の約90%は仏教式で行われています。文化庁が2024年に公表した「宗教統計調査結果」によると、国内で最も信者数が多い仏教宗派は浄土真宗で、両派をあわせて約1,500万人にのぼります。続いて浄土宗や曹洞宗、日蓮宗などが多くの人に信仰されています。
また、「葬儀の口コミ」が2025年に実施した調査では、宗派によってお布施の平均額に差があることも明らかになりました。浄土真宗は平均約17.8万円と比較的低い一方で、曹洞宗や日蓮宗は25万円前後と高めの傾向があります。
この記事では、日本で一番多い仏教宗派や主要宗派の特徴、さらに宗派ごとの葬儀費用やお布施の違いについて、最新データをもとに解説します。

【目次】

      日本で一番多い仏教宗派は浄土真宗
      浄土真宗の特徴
    1. 浄土真宗における葬儀の意味
      他の主要な仏教宗派の特徴
    1. 真言宗の葬儀
    2. 曹洞宗の葬儀
    3. 日蓮宗の葬儀
      宗派別のお布施の費用負担の違いと特徴
    1. 宗派によるお布施や供養の費用の違い
    2. 経済的に負担の少ない宗派
    3. お布施や葬儀の費用が高い宗派
      日本の宗教人口の割合はどれくらい?
      まとめ
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日本で一番多い仏教宗派は浄土真宗

2024年に文化庁が発表した「宗教統計調査結果」によると、日本で一番信仰者が多い宗派は浄土真宗でした。次に浄土真宗、その次は曹洞宗が多いという結果となっています。

宗派別信者数(抜粋)
浄土真宗本願寺派  約770万人
真宗大谷派  約689万人
浄土宗 約602万人
曹洞宗 約354万人
日蓮宗 約322万人
※2023年12月31日時点

出典:宗教統計調査結果/文化庁(2024年)

浄土真宗に関しては、合計で約1,500万人にものぼります。

ただし、宗教統計調査結果は宗教団体の報告によるものであるため、信仰者の数字が正確ではない点に注意してください。
とはいえ、浄土真宗を信仰している人が多く、それ以外の曹洞宗や日蓮宗も多くの人に親しまれているのがわかるでしょう。

浄土真宗の特徴

浄土真宗は浄土仏教の一派で、鎌倉仏教のうちのひとつです。
浄土真宗の信者数が増えた理由についてはさまざまな説があります。真言宗や日蓮宗など、一番厳しい宗派ではお坊さんの仏道修行が厳しいですが、浄土真宗は厳しい修行が必要ないうえに、誰にでも理解しやすい簡単な教えであることが挙げられます。

江戸時代には、幕府は仏教を藩制に組み込み、寺院に対して厳しい管理を行いました。明治政府は神道を国教とする計画を立てましたが、宗教改革運動によって阻まれ、仏教は徐々に困難から回復し始めます。浄土真宗はその後、近畿地方をはじめ、近江や東海、北陸地域などにも広まり、現在では日本最大の仏教宗派となったのです。

浄土真宗における葬儀の意味

他の宗派と異なり浄土真宗の葬儀は「死者のための供養」ではなく、阿弥陀如来に感謝を表す儀式と見なされています。

これは、浄土真宗の信者が亡くなるとすぐに阿弥陀如来によって浄土へ導かれると信じられているためです。他の宗派と異なり、死後に多額の供養を行って成仏を祈る必要がありません。そのため、礼拝する対象は故人ではなく、本尊である阿弥陀如来となります。

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他の主要な仏教宗派の特徴

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宗教にはさまざまな種類があり、宗派はそれぞれの教義に基づいて分類されています。各宗教や宗派には異なる特徴があり、特に葬儀ではその違いが顕著です。

例えば使用される経典にも違いがあります。異なる宗派では異なる経典が使用されます。
ここでは主な宗教や宗派ごとの特徴の違いを紹介します。

真言宗の葬儀

「宗教統計調査結果」によると、真言宗系の信者数は約530万人で、信者数のランキングで上位にあがっています。
大日如来を本尊とする宗派で、主な経典は『大日経』と『金剛頂経』です。開祖は空海であり、日本で1つしかない純粋な密教です。

密教は限られた教えを修得した限られた人々にのみ許されており、真言宗は他の宗派をすべてを真言密教の一部と見なし、密教に到達するための過程として位置付けています。

真言宗の葬儀では、灌頂(頭に水を注ぐ儀式)や土砂加持(砂を用いて祈る儀式)などが特徴です。石を押した後に線香が3回焚かれます。

曹洞宗の葬儀

曹洞宗は信者数約354万人、釈迦を本尊とする宗派で、特定の経典が存在しないことが特徴です。開祖は道元であり、臨済宗と同様に坐禅に重点を置く禅宗です。

臨済宗の公案禅と対照的に、曹洞宗は心を無にしてただ座る「黙想」を実践します。特定の経典は存在しないものの、道元の著作である「法華経」や「正法眼蔵」を読みます。

曹洞宗の葬儀では、太鼓や鐘を打つ三部構成の「九鉢三通」が行われます。線香は2回焚かれ、1回目は打たれますが、2回目は打たれません。

日蓮宗の葬儀

日蓮宗は信者数約322万人、釈迦を本尊とし、主に「法華経」を経典とする宗派です。開祖は日蓮であり、その名が宗派の名前となっています。日蓮宗では「法華経」が主な経典のため、ほかの経典はほとんど使用されません。教義も完全に「法華経」に基づいています。

日蓮宗の葬儀は、故人を聖地である妙法山の浄土へ導くことを意味しています。そのため、南無妙法蓮華経のほか、さまざまな名前が書かれた「十界曼荼羅」が本尊に置かれ、線香は3回焚かれます。

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宗派別のお布施の費用負担の違いと特徴

宗派別のお布施の費用負担の違いと特徴
お布施は「お気持ち」で渡すものなので金額に決まりはありません。

お布施の金額を自由に決めてよいと知っていても、「各宗派の平均額はどのくらいだろう?」と疑問に思う方も多いでしょう。平均的な金額を知っていれば、どの程度のお布施をするか決めやすくなります。
ここでは、日本で一番多い宗教と、そのほかの有名な宗教の平均費用を紹介します。

宗派によるお布施や供養の費用の違い

「葬儀の口コミ」が2025年1月に喪主1,002人に実施した「お布施に関する調査」によると、主な宗教のお布施の平均費用は以下とわかりました。
臨済宗 約32.7万円
法相宗 50,833円
日蓮宗 約25.2万円
天台宗 約26.7万円
曹洞宗 約25.3万円
真言宗 約21.2万円
浄土真宗(本願寺派、大谷派など含む) 約17.8万円
浄土宗 約19.2万円

出典:お布施に関する調査/葬儀の口コミ(2025年)

調査によると、宗派によってお布施の金額が違うことがわかります。
結果として、浄土真宗のお布施の平均が約17.8万円と、一番低くなりました。

日本の宗教人口の割合はどれくらい?

文化庁の調査によると、信者の定義や信者数の計算方法は、宗教団体ごとに違いがあるため正確なデータはありません。
宗教への帰属で判断すると、日本で一番多いのは神道の信者数(8,337万人)です。次いで仏教が8,106万人、キリスト教が125万人、その他の宗教団体が655万人です。
出典:宗教統計調査結果/文化庁(2024年)

まとめ

仏教が日本に伝来してから宗派の系譜が確立されるまでの道のりを簡単に解説しました。現在、仏教の宗派は、新興宗教も含めると非常に多くの数があります。
そのため、葬儀の方法や形式も異なります。各宗派の歴史や経典の種類、マナーの違いを理解し、正しいマナーで葬儀に参加しましょう。

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よくある質問

Q

日本で一番多い仏教宗派は何ですか?

日本で最も信者数が多い仏教宗派は「浄土真宗」です。 文化庁が2024年に公表した「宗教統計調査結果」によると、浄土真宗本願寺派が約770万人、真宗大谷派が約689万人で、両派をあわせると約1,500万人にのぼります。これは曹洞宗(約354万人)や日蓮宗(約322万人)を大きく上回り、日本最大の仏教宗派といえます。

Q

浄土真宗の特徴は何ですか?

浄土真宗は浄土仏教の一派で、鎌倉仏教の中でも代表的な宗派です。厳しい修行が必要なく、簡単な教えで広く受け入れられました。葬儀では阿弥陀如来への感謝が中心で、死者のための供養は行われません。これが他宗派との大きな違いです。

Q

宗派によってお布施の金額は違いますか?

宗派によってお布施の相場は異なります。例えば、浄土真宗では3万~5万円、曹洞宗では30万~60万円、日蓮宗では50万円前後とされています。ただし、金額には地域や寺院による差もあるため、参考値としてください。

Q

葬儀費用が経済的に負担の少ない宗派はどれですか?

浄土真宗や真言宗は、比較的経済的な負担が少ない宗派とされています。特に浄土真宗では、死後の供養に多額の費用をかける必要がなく、阿弥陀如来への感謝が中心のため、費用が抑えられる傾向があります。

Q

仏教の宗派が多い順は?

文化庁の調査によると、信者数が多い順は次のとおりです。1位:浄土真宗(本願寺派+大谷派で約1,500万人)・2位:浄土宗(約602万人)・3位:真言宗(約530万人)・4位:曹洞宗(約354万人)・5位:日蓮宗(約322万人)

Q

日本で1番信者が多い宗教は?

宗教全体で見ると、日本で最も信者数が多いのは「神道」です。文化庁の統計では約8,337万人とされ、次いで仏教が約8,106万人、キリスト教が約125万人、その他の宗教団体が約655万人となっています。

Q

お布施が高い宗派は?

「葬儀の口コミ」が2025年に行った調査によると、お布施の平均額が高めなのは曹洞宗(約25.3万円)や日蓮宗(約25.2万円)です。反対に、浄土真宗は平均約17.8万円と比較的低めでした。戒名料なども宗派によって差があり、曹洞宗や日蓮宗は総額が高くなる傾向があります。

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葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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