葬儀の口コミロゴ

評判の良い葬儀社に
依頼できる口コミサイト

閲覧履歴

閲覧履歴

メニュー

葬儀の口コミ
葬儀社を探す
葬儀の情報
【香典に関する調査】事前の情報収集は「金額相場」を重視、8割以上が「故人との関係性」により決定-

親戚は「1~3万円未満」、友人・知人や会社関係は「1万円未満」が最多-

【香典に関する調査】事前の情報収集は「金額相場」を重視、8割以上が「故人との関係性」により決定- 親戚は「1~3万円未満」、友人・知人や会社関係は「1万円未満」が最多-

この記事は3分で読めます

【香典に関する調査】事前の情報収集は「金額相場」を重視、8割以上が「故人との関係性」により決定-

親戚は「1~3万円未満」、友人・知人や会社関係は「1万円未満」が最多-
葬儀に参列する際、香典の金額やマナーについて悩んだ経験のある方は多いのではないでしょうか。
故人との関係性や地域の慣習により、香典の準備方法や金額の相場がわからず困った経験がある方もいるでしょう。

葬儀参列時のマナーや作法について、どのように情報を得たらよいのか明確な基準がないという声もあります。
安心して葬儀に参列できるようにするためには、どうしたらよいのでしょうか。

そこで今回、『葬儀の口コミ』は、葬儀に参列したことがある方を対象に、「香典」に関する調査を行いました。

【目次】

相談できるお葬式

powered by Delight Ad

香典に関する調査結果トピックス

・香典について知らなかったこと・驚いたことは「金額や相場」「マナー」「地域差があること」
・香典についての情報収集先は「インターネット」「家族・親戚」が半数以上
・6割以上が香典について事前に収集した情報は「金額相場」と回答
・用意した香典の金額は、親戚は「1~3万円未満」、友人・知人と会社関係は「1万円未満」が主流
・香典の金額を決める際に重視される要素は「故人との関係性」が約8割
・香典の相場は「適性」が半数以上
・香典文化については約3割が「遺族の負担軽減としてあった方がいい」「伝統的な習慣として大事にすべき」と回答

香典の意外なマナーや地域差に驚く人も

葬儀に参列することになり、はじめて香典について調べる方も多いのではないでしょうか。そこで香典について、知らなかったことや驚いたことをうかがいました。

【金額や相場】
・香典のお返しとして1万円ほど発生する可能性があるので最低でも5万円は必要であったこと。そもそも、香典にお返しが発生することが意外だった(40代/女性/大阪府)
・香典の相場が、職種によって異なること(60代/男性/兵庫県)

【マナー】
・新札はあまりよくないこと(20代/女性/大分県)
・お札の向きに決まりがあること(40代/男性/東京都)
・文字は薄いインクで書く(60代/女性/茨城県)

【地域差】
・香典返しがない地域がある(60代/男性/岐阜県)
・関東と関西で香典袋の熨斗の色が違う(黒白と黄白)(70代/女性/千葉県)
・地域による香典の方法(70代/男性/北海道)

新札を使うのはあまりよくない、香典袋に文字を書く際には薄いインクのペンを使用するなど、香典に関して驚いたことや知らなかったことは多岐に渡るようです。また地域差を感じたという意見もみられ、過去調査でも同様に、葬儀の作法だけでなく、香典においても地域差があるようです。

日常生活で葬儀に関する情報を意識することは少なく、実際に葬儀に参列するタイミングではじめて知る方が多いのではないでしょうか。

そこで、香典について、事前にどのように情報収集しているのかをうかがいました。

関連記事

【地域ごとの葬儀文化の差を調査】北海道では香典に領収書がでる?沖縄では喪服を着ない

【地域ごとの葬儀文化の差を調査】北海道では香典に領収書がでる?沖縄では喪服を着ない

香典に関して事前に調べた情報は「金額相場」が約6割

香典に関して事前に調べた情報は「金額相場」が約6割
「葬儀の香典についてどこから情報収集しましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『インターネット(59.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『家族・親戚(54.6%)』『知人・友人(28.2%)』となりました。

インターネットが香典についての主要な情報源であることがわかります。家族・親戚や知人・友人など身近な方から情報を収集する方も多いようです。

また、前回の調査結果では、葬儀のお布施については「葬儀会社」が最もメジャーな情報源であったのに対し、香典については「インターネット」が最多となりました。その理由として、お布施は寺院・宗派・地域によって異なり、個別に相談が必要なため、葬儀会社やお寺から直接情報を得る方が多い一方、香典はある程度相場が明確で出回る情報が豊富なため、インターネットで手軽に調べる人が多いと考えられます。

お布施に関する調査結果はこちら
【https://soogi.jp/news/2003】

また、「葬儀の香典に関して、事前にどんな情報を収集しましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『金額相場(64.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『香典袋の書き方(39.7%)』『香典に入れるお札の向き(25.9%)』となりました。

6割以上の方が、事前に香典の金額相場を確認していることが分かりました。適切な金額がわからず不安を感じ、事前に調べる傾向があると考えられます。また、香典袋の書き方やお札の向きなど、マナーに関する情報を収集した方も多く、形式が重視されるようです。
こうした結果から、香典は社会的な慣習として重要視されており、個人の判断が難しい場面が多いことがうかがえます。

8割以上が「故人との関係性」により金額を決定

8割以上が「故人との関係性」により金額を決定
では、実際葬儀に参列した際は、香典としていくら用意したのでしょうか。

「故人との関係別に、用意した香典の金額を教えてください」と質問したところ、関係別で以下のような回答結果になりました。

■両親・義両親
『1万円未満(9.1%)』
『1~3万円未満(15.2%)』
『3~5万円未満(13.5%)』
『5万円以上(27.9%)』
『香典を用意したことがない(34.3%)』

■親戚
『1万円未満(18.7%)』
『1~3万円未満(46.0%)』
『3~5万円未満(18.0%)』
『5万円以上(5.7%)』
『香典を用意したことがない(11.6%)』

■友人・知人
『1万円未満(50.9%)』
『1~3万円未満(29.0%)』
『3~5万円未満(3.1%)』
『5万円以上(1.0%)』
『香典を用意したことがない(16.0%)』

■会社関係
『1万円未満(59.0%)』
『1~3万円未満(16.4%)』
『3~5万円未満(2.0%)』
『5万円以上(1.3%)』
『香典を用意したことがない(21.3%)』

両親・義両親への香典は用意したことがない方が多いです。これはまだ親を亡くしていない人が一定数いる他、親の葬儀で自身が喪主の場合には香典を出さないことが原因として考えられます。渡した場合には「5万円以上」包んだ割合が高く、香典の額が高額になりやすいことが示されました。

親戚への香典は、半数近くが「1万〜3万円未満」を選択しており、適正額として認識されているようです。また、友人・知人への香典は「1万円未満」が一般的という結果になりました。

会社関係の香典は最も少額で、1万円未満が約6割を占め、他の関係性と比べて負担が軽いことが示されました。会社関係の葬儀では、同僚や上司と金額を揃える傾向が強いため、相場が比較的統一されていると推測されます。

故人との関係性によって香典の金額に違いがあることが明らかになりましたが、金額を決める際にどのようなことを重視していたのでしょうか。

金額の相場については半数以上が「適正」と認識

金額の相場については半数以上が「適正」と認識
「香典の金額を決める際、重視した要素は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『故人との関係性(82.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『自分の年齢や社会的立場(25.1%)』『家族・知人からのアドバイスや意見(20.7%)』となりました。

約8割の方が 『故人との関係性』と回答したことから、故人との関係性が金額設定の重要な要因となっていることが分かります。
また、インターネットの情報(18.4%)よりも、家族や知人の意見(20.7%)が重視されていることが分かります。インターネットの情報は参考にする程度で、家族や周囲の人の意見を最終的な判断材料とする傾向があるようです。

さらに「葬儀の香典の相場に関して、どう感じましたか?」と質問したところ、半数以上の方が『適正(54.7%)』と回答しました。

お布施に関する調査結果において、お布施の金額に関して約65%以上が「高い・非常に高い」と回答、「適正」と回答した割合が24%にとどまったのと比較すると、香典金額に関してはある程度の納得感を持っているようです。
しかし、約4人に1人は「高い」と感じており、特に若年層や経済的に余裕のない層には、負担が大きい金額の可能性もあります。

このように、葬儀の際には香典を用意するのが一般的ですが、人々は香典の文化についてどう考えているのでしょうか。

3割が香典に対して「あった方がいい」と認識

3割が香典に対して「あった方がいい」と認識
「香典の文化についてどう考えますか?(複数回答可)」と質問したところ、『遺族の負担軽減としてあった方がいい(29.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『伝統的な習慣として大事にすべき(29.5%)』『故人や遺族の意向に合わせたい(辞退や金額の指定など)(18.7%)』となりました。

香典の費用を高いと感じる方は一定数いるものの、負担が大きいので香典の廃止を求める方の割合は低く、むしろ遺族の負担軽減や伝統的な習慣として大事にするべきと考える方が多いようです。

また、故人や遺族の意向を考慮したいといった柔軟な意見も上位になり、従来の形式にとらわれず、状況に応じた対応を求める声も増えていることがうかがえます。

香典返しにカタログギフトも台頭。香典返しのタイミングに変化も

香典返しにカタログギフトも台頭。香典返しのタイミングに変化も
まず「香典返しを受け取ったことがありますか?」と質問したところ、約9割の方が『ある(91.9%)』と回答しました。

大多数の方が『ある』と回答し、香典返しは一般的な慣習であることがうかがえます。

続いて「どういったものをもらいましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『お茶やコーヒーセット(54.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『カタログギフト(40.4%)』『海苔や佃煮(39.2%)』となりました。

お茶やコーヒー、海苔や佃煮、タオル類など、消えものが主流になっています。
これは、「不祝儀の品は後に残らないものがよい」という考え方に基づくものであり、昔からの風習として根付いているのではないでしょうか。

さらに4割以上がカタログギフトを選択する結果となり、従来の「食品や日用品の返礼品」に代わる新たな選択肢として定着しつつあることが示されました。

では、香典返しはどのようなタイミングで渡されることが多いのでしょう。

即返しが50%以上

即返しが50%以上
「これまでに受け取った香典返しは、どのタイミングで渡されることが多かったですか?」と質問したところ、『葬儀当日(即日返しとして受け取った)(50.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『葬儀から1か月以内に郵送で受け取った(16.6%)』『四十九日法要の際に受け取った(13.3%)』となりました。

従来、香典返しは四十九日を過ぎてから行うことが一般的でしたが、近年では「即日返し」の形式が一般的になっているようです。これは、遺族が後日個別に手配する負担を減らすという目的に加え、葬儀の簡略化や家族葬の増加に伴い、香典返しを即日で済ませる傾向が強まっていると考えられます。

香典返しにカタログギフトを選択することも、遺族が統一した品物を選ぶ手間が省けるというメリットがあるため、葬儀を簡略化する傾向が香典の文化にも影響を及ぼしていることがうかがえます。

まとめ:香典文化は伝統を守りつつも変化へ。金額相場の重視と香典返しの簡略化が進む

今回の調査で、葬儀の香典について大きく2つのことが明らかとなりました。

1つ目は、香典の金額と相場に対する意識についてです。
事前に情報収集を行う方が最も多いことが示された金額相場については、調査結果で親戚には「1~3万円未満」を包む方が多く、友人・知人や会社関係では「1万円未満」が主流となっていることが明らかになりました。
このように、香典の金額は故人との関係性によって大きく変動することが分かります。

また、インターネットで一般的な相場やマナーを調べた上で、最終的な決定には家族や知人の意見を取り入れる方が多いようです。

2つ目は、香典返しの実態と変化についてです。
9割以上の方が香典返しを受け取ったことがあると回答しており、香典返しの慣習が広く根付いていることが分かります。受け取った品物としては、消えものが中心となっていますが、近年はカタログギフトも香典返しの選択肢として定着しつつあるようです。さらに香典返しのタイミングは即日返しが主流になっていることが明らかになりました。

これらの結果から遺族の負担軽減や葬儀の簡略化が進んでいる可能性が考えられます。
特に、「即日返し」の増加は、遺族の手間を減らし、葬儀後の負担を軽減することにつながり、カタログギフトの普及も遺族の選択の手間を省きつつ、受け取る側に自由な選択肢を提供する工夫の一つといえます。

こうした変化は、香典文化が伝統を守りながら、現代のライフスタイルに適応し、柔軟に変化していることを示しているのかもしれません。
香典は長年続く文化として根付いているものの、負担軽減や合理化の流れの中で、より現代に合った形へと変化し続けています。
葬儀の口コミ公式LINEバナー
小さな森の家

powered by Delight Ad

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

X Icon

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

【書籍】
後悔しない葬儀とお墓選び

Amazonランキング 冠婚葬祭・マナー部門1位獲得

Amazonランキング
冠婚葬祭・マナー部門1位獲得

『後悔しない葬儀とお墓選び』

クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2025/5/30)

もしもの時に後悔しない選択をするために 葬儀とお墓選びで多くの方が失敗する落とし穴を徹底解説 国内最大手の葬儀社&お墓の口コミサイト 「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」運営社代表による、 損しないために知っておきたい、葬儀・お墓の基礎知識

【インタビュー記事】
「葬儀業界のインフラ企業」を目指して!AI活用で課題を解決するニッチ市場のオンリーワンとは

葬儀社/斎場/火葬場を探す

← ニュース一覧に戻る
葬儀の口コミロゴ

葬儀の口コミ

評判の良い葬儀社が見つかる
口コミサイト

お墓の口コミロゴ

お墓の口コミ

評判の良い霊園お墓が見つかる
口コミサイト

葬儀の口コミロゴ

葬儀の口コミ

評判の良い葬儀社が見つかる口コミサイト

お墓の口コミロゴ

お墓の口コミ

評判の良い霊園・お墓が見つかる口コミサイト

← ニュース一覧に戻る
葬儀の口コミ
葬儀社を探す
葬儀の情報