葬儀の口コミロゴ

評判の良い葬儀社に
依頼できる口コミサイト

閲覧履歴

閲覧履歴

メニュー

葬儀の口コミ
葬儀社を探す
葬儀の情報
葬儀費用は故人の貯金から払える?引き出し方法と手続きを徹底解説

葬儀費用は故人の貯金から払える?引き出し方法と手続きを徹底解説

この記事は2分で読めます

葬儀費用は故人の貯金から払える?引き出し方法と手続きを徹底解説
「葬儀費用を故人の口座から出したい」
そう思う方に向けて、葬儀費用を故人の口座から引き出す方法とその注意点について解説します。
葬儀費用は、結婚式などと違って突然用意しなければならず、自分で用意するのは大変です。入院などをしていた場合は、治療費や入院費もかかってきます。
そうなると、故人の口座から出せないか?ということになるのも不思議ではありません。
何も考えずに勝手に引き出してしまうと後々面倒なことになるので、しっかりと注意点を確認しておきましょう。

【目次】

相談できるお葬式

powered by Delight Ad

死亡後すぐに故人の口座から葬儀費用を引き出してもいい?法的リスクと対処法

死亡後すぐに故人の口座から葬儀費用を引き出してもいい?法的リスクと対処法
葬儀費用を立て替える余裕がない場合は、口座凍結前に引き出しておくことができます。
ここでは、口座凍結前にお金を引き出す際の3つのポイントを解説します。

・死亡届を提出してもお金は引き出せる
・領収書や明細は必ず保管する
・引き出すお金は1日50万円までにする

口座凍結が不安な方は、ポイントを抑えておきましょう。

死亡届を提出してもお金は引き出せる

口座は、銀行が死亡を知るまで凍結されることはありません。
銀行が死亡を知るのは、基本的には遺族からの連絡です。新聞の訃報欄や地域の案内板などによって知る場合もあります。

口座凍結を防ぐために、死亡届を提出したくない方もいるでしょう。
しかし、死亡届を提出しても役所から銀行へ連絡がいくことはありません。

そのため、銀行に死亡の連絡をする前であれば、葬儀費用を引き出すことが可能です。

領収書や明細は必ず保管する

ただし、たとえ家族であっても勝手にお金を引き出さないようにしてください。必ず他の相続人となる親族に了承を得て、引き出した金額とその使い道を明確にしておきましょう。

トラブルを防ぐためにも、葬儀費用や医療費等の領収書や明細は、丁寧に保管しておくことが重要です。

また、高齢である場合などは元気なうちに相続人と話し合って、万が一の際には口座凍結前に引き出してもよいという合意を交わしておくと良いでしょう。

引き出すお金は1日50万円までにする

銀行のATMで引き出せる限度額は、1日50万円です。50万円以上引き出すには窓口での本人確認が必要となり、故人の口座では引き出せなくなってしまいます。

そのため、葬儀費用を故人の貯金で賄う場合は、毎日50万円ずつ引き出して対応するようにしましょう。

関連記事

相続で困ったらこれ!手続きの流れ、期限・費用・もめない方法まで全部分かる

相続で困ったらこれ!手続きの流れ、期限・費用・もめない方法まで全部分かる

故人の口座が凍結されるタイミングと理由

銀行は、契約者が亡くなったことを確認するとその人の口座を凍結させます。
口座が凍結されるとATMでの引き出しはもちろん、入金や公共料金の引き落としなど、一切の操作ができなくなります。これは、相続トラブルを避けるために行われる措置です。

亡くなった人の財産は「相続財産」となり、法定相続人で分けなければならないとされています。そこで誰かが勝手に出金等をしてしまうと、後に相続トラブルになりかねません。

銀行は、相続トラブルを避けるために亡くなった人の口座を凍結して一切操作できなくするのです。遺産分割が確定したら、申請により凍結が解除され引き出しが可能になります。

逆にいうと、その前には凍結した口座に手を付けることはできません。

遺産分割前でも引き出せる「仮払い制度」とは

2019年7月の民法改正により、他の相続人の同意がなくても凍結された口座からお金を一定額引き出せるようになりました。
これは「預貯金の仮払い制度」と呼ばれる制度です。
それまでは口座凍結後にお金を引き出すには、相続人全員の同意を証明する書類などが必要でかなり手続きが面倒でしたが、この制度により比較的手続きが楽になりました。

・預貯金の仮払い制度で引き出せる金額
・預貯金の仮払い制度に必要な書類

ここでは、上記2点について解説します。

預貯金の仮払い制度で引き出せる金額

画像
引き出せる金額は、以下のどちらか「金額が低い方」です。

・「死亡時の預貯金額」×「申請する人の法定相続分」×1/3
・150万円

例1:死亡時の預貯金が1,200万円の場合
亡くなった方の配偶者が申請する場合(故人の両親は他界している)、法定相続分は1/2なので、1,200万円 × 1/2 × 1/3 = 200万円となります。
しかし、上限は150万円なので、実際に引き出せるのは150万円です。


例2:死亡時の預貯金が300万円の場合
同じケースで計算すると、300万円 × 1/2 × 1/3 = 50万円となります。150万円より金額が低いので、引き出せる上限は50万円です。

重要な注意点

この上限額は「金融機関ごと」です。仮に3つの金融機関に口座があれば、それぞれの口座に入っている金額ごとに計算をします。

もし3つの口座でそれぞれ上限が150万円となれば、合計で450万円引き出せます。

預貯金の仮払い制度に必要な書類

【仮払い制度の申請に必要な書類】
・被相続人(故人)の除籍謄本、戸籍謄本または全部事項証明書
・相続人全員の戸籍謄本または全部事項証明書
・預金の払い戻しを希望する方の印鑑証明書


預貯金の仮払い制度には、上記書類が必要です。ただし、必要な書類が金融機関によって追加される場合があるため、詳しくは金融機関に問い合わせましょう。

故人の銀行口座からお金を引き出すときの注意点3選

故人の銀行口座からお金を引き出すときの注意点は、以下3つです。

・相続人全員の了承を必ず得る
・預貯金以外の資金を用意しておく
・葬儀費用は余裕を持って見積もっておく

お金の問題は人間関係のトラブルにつながりやすいため、注意点を事前に把握しておきましょう。

相続人全員の了承を得る

家族であれば故人のお金を引き出していいわけではありません。故人の資産は、法律で相続人が相続すると決められています。
そのため、仮に銀行口座から引き出せても、相続人の了承を得る必要があります。

相続人に関しては、遺言がある場合とない場合で判断が異なります。正式な遺言がある場合はそれに従い、弁護士などの判断を仰ぎましょう。

遺言がない場合は、家族構成によって相続割合が変わります。

音信不通であったり、失踪していたりする場合でも、戸籍上に血縁関係があれば相続の対象です。そのような場合は、預貯金の仮払い制度を利用する際に事情を説明して対応してもらいましょう。

葬儀費用は余裕を持って見積もっておく

画像
「葬儀の口コミ」が2024年9月に喪主1,015人に実施した「葬儀費用に関する調査」では、47.88%の方が「想定より高かった」と回答しています。
特に想定外の費用が発生した項目として、以下が挙げられています。

【葬儀で想定よりお金がかかった費用】
・お布施や戒名料:49.36%
・式場の使用料:29.56%
・会食や飲食の手配:21.87%

出典:葬儀費用に関する調査/葬儀の口コミ

そのため、葬儀費用は余裕を持って見積もっておくことが重要です。

相続分から葬儀費用を捻出する選択肢

葬儀費用を立て替える余裕がある場合には、口座凍結を解除した後に、相続分から葬儀費用を捻出するといいでしょう。これが最もトラブルにつながりにくい方法と言えます。
遺産分割協議の確定後、故人の戸籍謄本や相続人全員の戸籍謄本などの書類を銀行に提出することで、凍結を解除することができます。

遺言書の有無や銀行によっても必要書類が変わってくるため、必ず銀行に問い合わせをしてください。
ちなみに、相続分を葬儀費用に充てた場合、葬儀費用(香典返し、位牌や仏壇、お墓の購入費等は除く)は相続税の課税対象から控除されます。控除の申請の際のために、葬儀費用の領収書等は保管しておきましょう。

専用口座を作っておくのも選択肢

もしものときに備えて、あらかじめ葬儀費用を捻出する口座を用意しておくのも選択肢の一つです。

「この口座は何かあったとき専用だよ」

このように決めておけば、費用について家族で揉めることなく、相続の対象にもなりません。
家族で集まる機会を設けて、一度話し合ってみるといいでしょう。

まとめ

故人の預貯金を葬儀費用に充てるには、以下の方法があります。

・口座凍結前に引き出しておく
・預貯金の仮払い制度を利用する
・まずは立て替えて、相続分から充てる

いずれの方法をとるにしても、葬儀費用や相続等をめぐる親族とのトラブルを防ぐ重要なポイントは以下の2つです。

・相続人となる他の親族との話し合いを怠らないこと
・葬儀費用等の領収書等を保存しておくこと

余裕があれば、生前に話し合いをしておくといいでしょう。

よくある質問

Q

葬儀費用を故人の口座から支払うためにはどうすれば良いですか?

葬儀費用を故人の口座から支払うためには、銀行に死亡届や葬儀費用の明細書、相続人の同意書などを提出し、手続きを行う必要があります。詳細は各銀行に確認してください。

Q

葬儀費用の負担を軽減する方法はありますか?

葬儀費用の負担を軽減する方法として、自治体の葬祭費補助金制度や、故人が加入していた生命保険の死亡保険金を活用することが考えられます。事前に利用可能な制度や保険を確認しておくと良いでしょう。

Q

凍結前に故人の口座からお金を引き出してもいいですか?

他の相続人の了承を得たうえで、葬儀費用として引き出すことができますが、領収書を保管し透明性を保つことが大切です。

Q

故人の口座からお金を引き出す方法はありますか?

「預貯金仮払い制度」を利用すれば、一定の金額まで他の相続人の同意なく引き出すことが可能です。

Q

相続分から葬儀費用を出すことはできますか?

はい、遺産分割後に相続分から葬儀費用を捻出するのが最もトラブルを避けやすい方法です。

Q

葬儀費用は故人のタンス預金で支払ってもよいですか?

はい、タンス預金(現金)は銀行口座と異なり凍結されないため、葬儀費用の支払いに使用できます。ただし、他の相続人に必ず了承を得て、領収書を保管し、使途を明確にしておくことが重要です。

Q

葬儀費用は故人の貯金から支払えますか?

はい、支払えます。口座凍結前であればATMで引き出せますし、凍結後でも2019年の民法改正により「預貯金の仮払い制度」を使えば、相続人が単独で一定額(最大150万円)まで引き出せます。ただし、他の相続人への事前連絡と領収書の保管が必須です。

Q

親が亡くなったら親の貯金はどうなるの?

親の貯金は相続財産となり、銀行が死亡を知ると口座が凍結されます。凍結後は遺産分割協議が完了するまで原則引き出せませんが、葬儀費用など緊急の場合は仮払い制度を使って最大150万円まで単独で引き出すことができます。

葬儀の口コミ公式LINEバナー
小さな森の家

powered by Delight Ad

葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

X Icon

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

【書籍】
後悔しない葬儀とお墓選び

Amazonランキング 冠婚葬祭・マナー部門1位獲得

Amazonランキング
冠婚葬祭・マナー部門1位獲得

『後悔しない葬儀とお墓選び』

クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2025/5/30)

もしもの時に後悔しない選択をするために 葬儀とお墓選びで多くの方が失敗する落とし穴を徹底解説 国内最大手の葬儀社&お墓の口コミサイト 「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」運営社代表による、 損しないために知っておきたい、葬儀・お墓の基礎知識

【インタビュー記事】
「葬儀業界のインフラ企業」を目指して!AI活用で課題を解決するニッチ市場のオンリーワンとは

葬儀社/斎場/火葬場を探す

← ニュース一覧に戻る
葬儀の口コミロゴ

葬儀の口コミ

評判の良い葬儀社が見つかる
口コミサイト

お墓の口コミロゴ

お墓の口コミ

評判の良い霊園お墓が見つかる
口コミサイト

葬儀の口コミロゴ

葬儀の口コミ

評判の良い葬儀社が見つかる口コミサイト

お墓の口コミロゴ

お墓の口コミ

評判の良い霊園・お墓が見つかる口コミサイト

← ニュース一覧に戻る
葬儀の口コミ
葬儀社を探す
葬儀の情報