なぜ新しいことに挑戦しようと思ったのですか?
一番は葬儀業界というものが「新しいことや何かをやってみよう」という風習があまりなく、どんどん狭くなっていく業界だったからということです。 葬儀というものは古き良き風習というのがあり、昔の仕来りに従うというイメージがあると思いますが、今はどんどん葬儀に対するイメージや要望も変わっていっています。 そこで葬儀業界自体も少しずつかわらないといけない、誰かが新しいことをしていかないけないと考え、新しいことに積極的に挑戦しています。
新しいことをした先の将来のイメージは何かありますか?
とにかく若い方だったり、葬儀について何にも考えたことない方だったり色んな世代の方がちゃんと葬儀について考えるタイミングを持てるようになれば、それに越したことはないです。
「葬儀について考えるきっかけ」を作るが大事なんですね
葬儀に対してしっかり考え、その上で「じゃあ自分たちにあった葬儀社はどこだ」という工程があって初めて私たち葬儀社の出番。 だからまずは考えるきっかけを作ることが最優先だと考えています。
相談できるお葬式さんでは、他社とは違うお客様との関わり方をしていると聞いたのですが、どういったことをしているのですか?
私たちはTikTokを使って、葬儀の知識や豆知識について発信することで多くの人と関わる機会を持とうとしています。
どうしてTikTokを始めたんですか?
TikTokを始めた1番の理由は、葬儀のことについて少しでも触れる機会を作りたかったからです。 昔と違って、最近は「葬儀の事前相談や事前の見積もりを取った方がいい」という考えが浸透してきています。とはいえ何かきっかけがないとそれでも葬儀社さんとコンタクトを取ったり、コミュニケーションをとることはなかなかと考えています。 だから、葬儀について少しでも知っていて欲しいという思いがあって始めました。 またこのような発信活動をすることで、「相談できる会社があるんだ」「こういう質問していいんだ」などと気軽に相談ができるようになり、実際に葬儀を後悔なく行うことにつながると考えているからです。
TikTokを始めるに当たって、何か不安なことはなかったですか?
なかったです! 僕らは、何かお客様と繋がるきっかけになるなら、なんでもやると思っているので「誰かがやろう」と言いだしたら誰も反対しませんでした。
どうしてTikTokだったんですか?
「短時間で人の目につく」ということと「若者が多く利用している」という特徴に着目してのことです。 発信してから短い時間で多くの若い方に見てもらうことができます。 若い方になるべく早いうちから葬儀について意識をして、少しでも知識をつけてほしいという思いがあり、TikTokという媒体を使うことにしました。
桑原さんが思う相談できるお葬式さんの強みはなんですか?
お客様一人一人とお話しして、コミュニケーションを取った上でちゃんとその方々に合うように、それぞれのお見積りやご提案をオーダーメイドでお作りするのが強みです。 他社さんだとセットプランで「このプラン金額でやりますよ」だったり「これがうちのやり方です」だったりと、葬儀社主導の提案になりがちです。 しかし私たちは「お客さまがどうされたいのか」だったり「私たちの経験としてどれが一番いいのか」だったりをアドバイスしながら葬儀について決めていきます。 それが他社にはない強みです。 お客様に喜んでもらえているという実感があるので、このままやっていきたいなと思っています。
桑原さんの仕事をする上でのモットーはありますか?
お客様と『コミュニケーション』を取る。これが一番大事なことだと思っています。 葬儀社としての「こうしたい」だったり「こういう決まりがありますよ」というのは後からどうにでもなる話です。 まずは「相談したい」という気持ちがあってご連絡してこられた方やお声がけいただいた方と、どれだけちゃんとコミュニケーションを取って、その方の要望をどれだけ引き出せるかが大事です。 中にはやっぱり「どうしたいですか?」と聞いても「初めてのことなんで何も分からないっていう方」もいらっしゃいます。 そのときに、「普通はこうですよ」「一般的にはこうですけれどもその辺どう思われますか」と必ず押し付けではなくて、コミュニケーションを取った上でちゃんとお答えするこれはもううちのスタッフは全員心掛けています。
一緒に働く社員はどんな方ですか?
私自身、色々な会社で経験を積んできたのですが、一緒に働く社員も僕と一緒で色々な会社で経験を積んでいます。その中で「お客様の声を聞いてそれに答える」という「相談できるお葬式」のやり方に共感した仲間が集まっています。 たくさん経験を積んできた方達なので「うちではこうやってたよ」や「僕のとこではこうやってたよ」など色々な情報が入ってきて、その都度勉強になります。 もちろん担当はそれぞれ付きますが、みんなで「今回のお客様にはどのように対応しようか」と相談しながらお客様にもっともあった葬儀をご提案します。