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「ご冥福をお祈りします」と言ってはいけない?失敗事例をもとに言い換えの例・意味をご紹介

「ご冥福をお祈りします」と言ってはいけない?失敗事例をもとに言い換えの例・意味をご紹介

この記事は2分で読めます

「ご冥福をお祈りします」と言ってはいけない?失敗事例をもとに言い換えの例・意味をご紹介
「ご冥福をお祈りします」という言葉は、お通夜や葬儀の場でよく耳にしますよね。職場や友人同士の集まりでも、身内を亡くされた方に掛けられる事の多いフレーズです。
しかしこの言葉、どういう意味なのか詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。この記事では
・「ご冥福をお祈りします」の意味
・言ってはいけない場面
・間違いや悩んだ事例 
についても解説します。言い換えの例も挙げるので、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】

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「ご冥福をお祈りします」とはどういう意味?

冥福は、仏教に基づく言葉です。冥福の「冥」とは、死後に行く世界である「冥土」を表し、「福」は幸福を意味します。

つまり「ご冥福をお祈りします」は「死後の世界での幸福を祈っています」という意味です。

死後の世界での幸福を祈る意味があるからこそ「ご冥福をお祈りします」が使えないシーンやふさわしくない使い方が存在します。

「ご冥福をお祈りします」を使用してはいけない場面

「ご冥福をお祈りします」を使用してはいけない場面
前述したように「冥福」は仏教で使われる言葉です。そのため、宗派によっては使用するのが失礼にあたる場合があります。

浄土真宗の場合

故人が浄土真宗である場合、「ご冥福をお祈りします」という言葉を用いるのはふさわしくありません。浄土真宗では、人が亡くなるとすぐに仏になるという「臨終即往生」の考えがあるためです。
「ご冥福をお祈りします」は「仏になることができず、死後(冥土)の世界に迷い込む」という意味にも捉えられてしまうので、避けるようにしましょう。
代わる言葉としては、宗派に関係なく使える「お悔やみ申し上げます」が適切です。

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神道の場合

神道の場合も「ご冥福をお祈りします」は避けたい表現です。仏教ではないので「冥土」という考え方が無く、亡くなった人は氏神として、子孫や家を守ってくれる存在になると考えられているためです。
「御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします」や、「御霊の安らかならんことをお祈り申し上げます」「心より拝礼いたします」などに言い換えると良いでしょう。

キリスト教の場合

キリスト教では、そもそもお悔やみの言葉というものが存在しません。死は天からの祝福であり、神の元へ召される喜ばしいことと考えられているからです。
ご遺族への挨拶としては、「〇〇様が安らかな眠りにつかれますよう、お祈りいたします」や「天に召された〇〇様の平安をお祈りいたします」などの言葉を使うのが適切です。

「ご冥福をお祈りします」で間違い・悩んだ事例3選

「ご冥福をお祈りします」で間違い・悩んだ事例3選
「ご冥福をお祈りします」を使うと、周囲からどういう反応があるのでしょうか。
場合によっては、世間知らずだと思われたり、仕事の信用を失ったりする可能性があります。
また、故人に想いが伝わらない場合もあるでしょう。

・取引先の弔電に「ご冥福をお祈りします」と書いたら、上司に笑われた
・遺族に「ご冥福をお祈り申し上げます」と伝えたら…
・故人に宛てた手紙で「ご冥福をお祈りします」がしっくりこなかった

ここでは、「ご冥福をお祈りします」で失敗・悩んだ上記事例を3つ紹介します。

取引先の弔電に「ご冥福をお祈りします」と書いたら、上司に笑われた

仕事によっては、取引先の訃報を受けて、上司から弔電の作成を任されることがあります。
このとき、「ご冥福をお祈りします」をそのまま書いたところ、上司に「それはまずい」と笑われてしまったという声がありました。

確かに「ご冥福をお祈りします」は一般的な弔電にも使われる定型文です。
しかし、宗教や価値観によって死後の世界に対する考え方が異なるため、一律に使うのは注意が必要です。

特にビジネスの場では、相手の信仰や立場に配慮した表現が求められます。
弔電を送る際は、「心よりお悔やみ申し上げます」など、宗教色を抑えた言い回しのほうが無難です。

遺族に「ご冥福をお祈り申し上げます」と伝えたら…

「ご冥福をお祈り申し上げます」と「お悔やみ申し上げます」は、混同しやすい表現です。
ですが、この2つには明確な違いがあり、使い方を誤ると失礼になることがあります。

「お悔やみ申し上げます」は、亡くなった方を悼む遺族に対してかける言葉です。
一方、「ご冥福をお祈りします」は、あくまで故人に向けた表現になります。

そのため、遺族に対して「ご冥福をお祈りします」と伝えるのは、本来適切ではありません。
この言葉を使う際には、「◯◯様のご冥福をお祈り申し上げます」と、故人を主語にした形で伝えるのが自然です。

故人に宛てた手紙で「ご冥福をお祈りします」がしっくりこなかった

「おばあちゃんに手紙を書くとき、『ご冥福をお祈りします』って入れていいのかな?」と悩んだ方もいました。
実際に書いてみたけれど、形式的すぎて感情が乗らなかったという声もあります。

「ご冥福をお祈りします」は、故人が安らかに旅立てるよう願う言葉です。
とはいえ、定型的なフレーズであるため、心からの想いが伝わりにくくなることもあります。

無理に使わず、自分らしい言葉で綴ったほうが、かえって気持ちは届くかもしれません。

「おばあちゃんと行った動物園、すごく楽しかったよ。あの日から動物が大好きになったんだ」
「おばあちゃんの料理、大好きだったよ。私もあんなふうに作れるようになりたいな」


こうした素直な気持ちのほうが、かけがえのない弔意になることもあります。
手紙では形式よりも、自分の言葉を大切にしてみてください。

遺族に「ご冥福をお祈りします」を使う際の注意点

遺族に「ご冥福をお祈りします」を使う際の注意点
宗派に関するような問題が無くても、ご遺族に対して使う際には注意したい点があります。それは初めに「〇〇様(故人)の」と必ず入れる事です。
「ご冥福をお祈りします」は故人に対してのみ使う言葉なので、ご遺族にそのまま伝えるのは間違った表現になります。
「〇〇様のご冥福をお祈りします」と、正しく使うようにしましょう。

「ご冥福をお祈りします」の言い換え

このように「ご冥福をお祈りします」は場面や相手を選んで使わなければいけない言葉ですが、お通夜や葬儀などで使えるお悔やみの言葉は他にもいくつかあります。
宗派に関わらず使える挨拶の例としては、「お悔やみ申し上げます」が挙げられます。「亡くなられたことを悲しく残念に思い、弔いの言葉をお伝えします」という意味で、冒頭に「謹んで」や「心より」の言葉を付けるとより丁寧な表現になります。
「ご愁傷さまです」は「大切な人を亡くしたあなたを気の毒に思います」という意味で、こちらも宗派に限らずご遺族に対して使うことができます。しかし「ご愁傷様です」は、弔電を送る時の文章には使えないので覚えておきましょう。

電話やメールで伝える際の注意点

電話やメールで伝える際の注意点
親交のあった方が亡くなった時、その訃報をご遺族からの電話やメールで知る事も多いかと思います。

また、葬儀の口コミが2024年11月に1,003人に実施した「年賀状と喪中はがきの文化に関する調査」によると、訃報を知る手段として喪中はがきが最も多く挙げられました。

【年賀状と喪中はがきの文化に関する調査(抜粋)】
喪中はがき:63.7%
LINE:31.4%
電話:28.3%

出典:年賀状と喪中はがきの文化に関する調査(葬儀の口コミ/2024年)

突然の訃報で、どのように返答したら良いか迷うかもしれませんが、お悔やみを伝える際には、いくつか押さえておきたい注意点があります。
ここでは、お悔やみの気持ちを伝える際の注意点を解説していきます。

死因について尋ねない

一つは死因について尋ねないことです。死因を聞くのはマナー違反であり、ご遺族の気持ちを傷付けてしまうこともあるので、くれぐれも避けましょう。

忌み言葉を避ける

忌み言葉とは①「ますます」などの重ね言葉②「再び」などの続き言葉③死を連想させる「急死」などの言葉④「四」「忙しい」などの不吉な言葉です。
これらの言葉は葬儀の場では避けるべきとされています。

「お悔み申し上げます」と「ご冥福をお祈り申し上げます」を使い分ける

喪中はがきや訃報の手紙を受け取った際には、返信の言葉選びに注意が必要です。状況に応じて、適切な表現を使い分けましょう。

たとえば、喪中はがきに対して寒中見舞いを送る場合には、以下の点に気をつけるとよいでしょう。

・喪中につき年始のご挨拶を控えた旨を丁寧に伝える
・「ご冥福をお祈り申し上げます」の使用は慎重にし、無理に使わない

寒中見舞いの文中では、無理に「ご冥福をお祈り申し上げます」と記さなくても差し支えありません。むしろ、相手の体調や心情に配慮した、思いやりのある言葉を添えるほうが望ましいケースもあります。

「ご冥福をお祈り申し上げます」は、仏教的な価値観に基づいた表現であるため、故人やご遺族の宗教・信仰を踏まえて使用する必要があります。キリスト教や神道など、他の宗教では不適切とされることもあるため、使用する際には十分に配慮しましょう。

電話やメールで伝える際の例文

電話やメールで伝える際の例文
具体的にどのような対応が正しいのか、電話とメールの場合に分けて、お悔やみを伝える時の例をご紹介します。

電話の場合

〈身内を亡くされた方への電話の例文〉「お忙しい中、ご連絡いただきありがとうございます。あまりにも突然のことで、言葉も見つかりません。〇〇様には大変お世話になりました。心からお悔やみ申し上げます」


ご遺族は身近な方を亡くされたばかりで精神的にも大変な中、葬儀の準備にも追われている状況です。電話で長く話すと時間を取ってしまうことになるので、挨拶は丁寧に、かつ手短に済ませましょう。

メールの場合

〈身内を亡くされた方へのメールの例文〉「件名:〇〇(自分の名前)より お悔やみ申し上げます。
本文:〇〇様の訃報に大変驚いております。略儀ながらメールにて、謹んでお悔やみ申し上げます。突然のことで大変とは思いますが、気を落とされませんように。お手伝いできることがあればご連絡ください。〇〇様のご冥福をお祈り申し上げます」



本来であれば、お悔やみの言葉は直接または弔電で伝えるのがマナーですが、メールやSNSが日常的に使われるようになり、最近ではメールで弔意を伝えることも少なくありません。しかし中には礼儀を重んじる方もいるので、目上の方に対しては可能な限り、メールではなく電話でお悔やみを伝えるのが良いでしょう。

まとめ

「ご冥福をお祈りします」は仏教の考えに基づいた言葉で、宗教・宗派によってはふさわしくない言葉です。故人の宗教・宗派がわからない時や、掛ける言葉に迷った時は「お悔やみ申し上げます」「ご愁傷さまです」といった、宗教・宗派にこだわらず使える言葉で弔意を伝えましょう。

とは言え、ご遺族に言葉を掛ける際に一番大切なのは、悲しみに寄り添って慰めの気持ちを伝えること。適切な表現を選びつつも、気持ちのこもった言葉を送りたいですね。

よくある質問

Q

「ご冥福をお祈りします」という言葉を使ってはいけない場面はありますか?

「ご冥福をお祈りします」は、仏教に基づく表現です。そのため、宗教や宗派によっては不適切な場合があります。例えば、浄土真宗では「臨終即往生」という考えがあり、「冥福を祈る」ことが仏教的な教義に反するため、この言葉は避けた方が良いです。神道やキリスト教でも「冥土」という概念がないため、「ご冥福をお祈りします」は不適切です。この場合は「お悔やみ申し上げます」など、宗教に依らない表現を選びましょう。

Q

「ご冥福をお祈りします」の言い換えはありますか?

「ご冥福をお祈りします」の代わりに、宗教や宗派に関わらず使える表現として「お悔やみ申し上げます」や「ご愁傷さまです」などがあります。

Q

「ご冥福をお祈りします」の意味は何ですか?

「ご冥福をお祈りします」は、「死後の世界での幸せを祈っています」という意味の故人へのお悔やみの言葉です。

Q

「ご冥福をお祈りします」を使用する際の注意点はありますか?

宗教や宗派によっては、「ご冥福をお祈りします」という表現が適切でない場合があります。特に、浄土真宗では使用を避けるべきとされています。

Q

「ご冥福をお祈りします」の代わりに使えるお悔やみの言葉は何ですか?

「心よりお悔やみ申し上げます」や「哀悼の意を表します」といった表現が、「ご冥福をお祈りします」の代わりに使用できます.

Q

メールで「ご冥福をお祈りします」と伝える際のマナーは?

メールでお悔やみを伝える際は、故人の名前を明記し、遺族への配慮を示す文章を心掛けることが大切です。

Q

「ご冥福をお祈りします」を使うべきでない場面はありますか?

故人や遺族の宗教が神道やキリスト教、浄土真宗の場合、「ご冥福をお祈りします」は適切でないとされています。

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葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
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東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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