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般若心経は唱えてはいけない?般若心経の教えを初心者にも分かりやすく解説

般若心経は唱えてはいけない?般若心経の教えを初心者にも分かりやすく解説

この記事は3分で読めます

般若心経は唱えてはいけない?般若心経の教えを初心者にも分かりやすく解説
般若心経は多くの宗派で読まれ、写経でも人気のお経です。葬儀や法要の場で誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
般若心経はわずか276文字の短い文章の中で、「空」の思想についてを中心に仏教の教えが凝縮して説かれています。今回は般若心経に書かれている教えや日常生活への応用を、初心者にも分かりやすく解説します。

【目次】

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般若心経とは?経典の由来と特徴をご紹介

般若心経はなぜ多くの人に親しまれているのでしょうか?まずは経典の由来と特徴を説明していきます。

般若心経の由来

般若心経は正式な経題名を『般若波羅蜜多心経』といい、紀元後1~2世紀頃にインドで作成された般若経典の一部、大般若経の要素をまとめたものと言われています。原文はサンスクリット語(梵字)で書かれており、中国・唐の時代に玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)が漢文に翻訳したものが、現在日本で広く親しまれています。

般若波羅蜜多はサンスクリット語の「プラジュニャー・パーラミター」の音を写した言葉であり、本来の意味は「智慧(ちえ)」を表しています。般若の鬼女の能面のような恐ろしいイメージとは関係のない、仏教用語です。

般若心経の役割

般若心経は現在真言宗・天台宗・曹洞宗・法相宗・禅宗など宗派を問わずに読まれ、その目的も様々です。例として以下のような目的が挙げられます。

・修行:僧侶が悟りの境地に至るため
・葬儀:故人の冥福を祈り、遺族の心の平安を得る
・法要:徳を積み、その徳を故人へ回し向ける


また心を落ち着かせることを目的に、趣味として写経をする方も多くいます。

短い文章に見られる特徴

一般的に宗教の経典は数千~数万文字に及ぶものが多く、全文を覚えることはなかなか難しいものです。しかし般若心経は首題を含めて276文字という短さの中に仏教の教えを凝縮しており、慣れない人でも暗唱しやすく、読経や写経にも向いています。そしてこの簡潔さが、宗派や地域を越えて広く受け入れられている理由のひとつです。

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般若心経を唱えてはいけないのはどんな人?

般若心経を唱えてはいけないのはどんな人?
結論から述べると、般若心経を絶対に唱えてはいけない人は存在しません。

般若心経は276文字の短いお経で、誰でも親しめる経典です。ただし、所属している宗派によっては般若心経を日常的に唱えない場合があります。

【宗派による違いの例】
浄土真宗:浄土三部経を中心とする
日蓮宗:法華経を根本経典とする


これらの宗派でも「禁止」ではなく、単に別の経典を重視しているだけです。

また「一般の人は般若心経を唱えてはいけない」「霊を呼ぶ」などの噂は誤解です。般若心経に心霊要素は一切なく、むしろ心が落ち着き、自分の内面と向き合って成長できるなどのポジティブな効果があります。

般若心経は供養だけでなく、生きている人に心の安定や功徳をもたらしてくれる智慧の教えですので、安心して親しんでください。

般若心経の教え

般若心経は、仏教の深い智慧(ちえ)という、物事を適切に判断する能力を説いた短いお経です。

その教えの核心にあるのは「空(くう)」の概念。空の概念では、この世のあらゆるものは固定された実体を持たず、常に変化し続けていると説きます。

私たちの体や心といった存在も例外ではありません。

私たちの存在を構成する五つの要素(五蘊:ごうん)も、実体がない「空」であると説きます。形あるものや私たちの感覚や思考も、すべては移ろいゆくものです。これは、般若心経にある「色即是空、空即是色」という教えを指します。

般若心経は、この「空」を理解することで、私たちが経験する様々な苦しみや悩みから解放される道を示すお経です。物事に対する執着を手放せば、心はより軽くなり自由になります。

般若心経の教えは、現代を生きる私たちにも大切な示唆を与えてくれるものです。すべては変化していくものだと受け入れることで、心の平安を見出し、穏やかに生きる智慧が得られるでしょう。

「空」の思想による執着からの解放

「空」の思想による執着からの解放
般若心経は仏教の二大流派のうち、大乗仏教の「空」の思想について説いています。「空」の思想とはすべての事物には実体がないということを意味します。つまりすべてのものは相互に依存し、移り変わるため、永遠ではないとする考え方です。

物事に対する執着や固定観念は人を苦しませます。「空」の教えを理解することで執着心から解放され、心の平安に至ることができるとされています。

主要なフレーズを現代語で解説

主要なフレーズを現代語で解説
般若心経の全文と要約を解説していきます。

摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空
度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空
空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相
不生不滅不垢不浄 不増不減 是故空中無色
無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法
無眼界 乃至無意識界 無無明 亦無無明尽
乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得
以無所得故 菩提薩埵 依般若波羅蜜多故
心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想
究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故
得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多
是大神咒 是大明咒 是無上咒 是無等等咒
能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多咒
即説咒日 羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦
菩提薩婆訶 般若心経


般若心経は「空」の教えについて観自在菩薩がシャーリプトラ(舎利子)へ示している場面を展開しています。

内容を意訳すると、五蘊はすべて空であると悟った観自在菩薩が、シャーリプトラへ次のようなことを説いています。
「すべてのものは空であるから、物事へ執着する必要はありません。この気づきによって観自在菩薩は苦しみから解放されました。悟りの彼岸へ到達するための言葉を伝えます。」

さらに主要なフレーズについて、以下でもう少し詳しく解説します。

五蘊皆空

五蘊皆空(ごうんかいくう)とは「五蘊は空である」という意味です。
五蘊とは人間を構成している5つの要素「色(しき)」「受(じゅ)」「想(そう)」「行(ぎょう)」「識(しき)」のことで、それぞれ物体、感覚、表象(イメージ、象徴)、意志、認識を示しています。つまり五蘊皆空は、自分の身体や感情も常に変化していくもので永遠ではないとする考え方です。

色即是空

一方色即是空は、色すなわちこれ空、つまり「色(物体)は空である」という意味です。後に続く空即是色とまとめると、「目に見えるものは常に変化しており、存在しているが実体はない。そしてその実体のない状態が、形となって現れている」ということを示しています。

例えば、人間の身体は成長してやがて亡くなり消えていく「空」ですが、逆に食べ物や空気などのいろいろな要素が集まって身体「色」が現れるのです。

このように色即是空と空即是色は相互に補完し合う考え方となっています。

日常生活での活用

五蘊皆空や色即是空は執着を手放すために必要な考え方です。

例えば五蘊皆空の視点を持つと、気分が落ち込んでいるときに、その気持ちは永遠に続くものではないと安心することができます。また他人も常に変化する存在であると認識することで、人間関係に対して柔軟な対応が取れるようになりトラブルを減らすことも可能です。

このように五蘊皆空や色即是空の教えは、日常生活で物質や感情に過度に執着してしまうことを防ぎ、より充実した日々を過ごす手助けをしてくれるでしょう。

般若心経の真言「ぎゃーてーぎゃーてーはーらーぎゃーてー」

般若心経の最後の部分には羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶(ぎやていぎやてい はらぎやてい はらそうぎやてい ぼうじそわか)という真言が記されています。

真言とはサンスクリット語ではマントラのことで、いつわりのない言葉、つまり仏の真実の教えを意味しています。

真言読み方意味(直訳)
羯諦羯諦ぎやていぎやてい行こう、行こう
波羅羯諦はらぎやてい彼岸に行こう
波羅僧羯諦はらそうぎやてい完全に彼岸に到達した者こそ
菩提薩婆訶ぼうじそわか
仏の悟りそのものである


般若心経の真言を訳すと「悟りの境地へと進み、完全に到達しよう。悟りを得たことを喜ぼう」という内容になります。つまりこの真言を唱えると、心が整い、悟りを目指す意志を一層強めるとされています。

般若心経を唱えるタイミングは?

般若心経を唱えるタイミングは?
般若心経を唱える特定のタイミングは決まっていません。普段般若心経を耳にする機会の多い葬儀・法要の時だけではなく、座禅や瞑想前後に集中したい時、心を落ち着けたい時、毎日の日課として唱える場合もあります。さらに般若心経は他の経典と比較して短く覚えやすいため、タイミングに関わらず自分の状況・状態に応じて自由に唱える事ができるお経です。

般若心経が持つ不思議な力とは

般若心経が持つ不思議な力とは
スピリチュアル的な観点から見た場合、般若心経を唱えると言葉の持つエネルギーや音の振動によって、自分の波動が高まると言われています。これにより天使や精霊などの高次元の存在からの加護を受けられ、心の安定や直感力の向上につながると信じられています。

一方で科学的な視点でみた場合、リズミカルな音声や文言が繰り返される読経はリラックス効果があるとされています。

ストレスを軽減する働きを持ち、通称幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは、腹式呼吸によって分泌が促されます。一般的に読経をするときにはお腹から声を出す、すなわち腹式呼吸で声を出します。そのため般若心経を唱えることでセロトニンの分泌が促され、心身をリラックスさせることができるのです。

また写経は脳の血流を増加させることが分かっており、記憶力や集中力を高める効果が期待できます。

このように般若心経は仏教の教えという側面だけでなく、スピリチュアル的・科学的にさまざまな力を持っていると言えます。

まとめ

般若心経は仏教徒の方にも、一般の方にも深い影響を与えるものです。「空」を理解することは、苦しみや執着から解放され、精神的な成長をする手助けをしてくれます。また読経や写経によってリラックス効果も得られるため、日常生活へ取り入れてみることもおすすめです。

よくある質問

Q

般若心経を初心者が覚えるための効果的な方法は何ですか?

般若心経を覚えるためには、写経や音読が効果的です。写経は、経文を一字一字丁寧に書き写すことで、内容を深く理解し記憶に残す手助けとなります。また、音読を繰り返すことで、リズムや言葉の流れを体得し、暗唱しやすくなります。

Q

般若心経を暗唱する際のコツはありますか?

般若心経を暗唱する際は、意味を理解しながら覚えることが重要です。経文の各部分の意味を把握することで、内容が頭に入りやすくなります。また、短いフレーズごとに区切って覚えると、効率的に暗唱できます。

Q

般若心経を覚えるための具体的なステップは何ですか?

まず、般若心経の全文を読み、全体の流れを把握します。次に、意味を理解しながら、短いフレーズごとに区切って覚えていきます。写経や音読を繰り返し行い、リズムや言葉の流れを体得することで、暗唱が容易になります。

Q

般若心経を覚える際の注意点はありますか?

般若心経を覚える際は、焦らず自分のペースで進めることが大切です。一度に全てを覚えようとせず、少しずつ進めることで、確実に記憶に残すことができます。また、意味を理解しながら覚えることで、内容が頭に入りやすくなります。

Q

般若心経を覚えることのメリットは何ですか?

般若心経を覚えることで、仏教の教えや智慧を深く理解することができます。また、暗唱することで心を落ち着け、精神的な安定を得ることができます。さらに、写経や音読を通じて集中力や忍耐力を養うことも可能です。

Q

般若心経とはどんなお経ですか?

般若心経は、仏教の教えである「空」を簡潔に説いている276文字の短い経典です。正式名称は『般若波羅蜜多心経』で、インドで編纂され、唐の時代に玄奘三蔵が漢訳しました。仏教の中で大乗仏教の経典として広く受け入れられ、悟りに至る智慧を学ぶために読まれています。初心者でも比較的覚えやすく、写経や法要などで頻繁に用いられます。

Q

「五蘊皆空」とは何ですか?

「五蘊皆空」は、般若心経の中で「五つの要素(五蘊)」がすべて空であるという教えです。五蘊は「色(物質)」「受(感覚)」「想(思考)」「行(意志)」「識(認識)」を指し、これらがすべて空である、つまり固定された実体がないと説かれています。この教えにより、人間は物事への執着から解放され、苦しみを減らすことができるとされています。

Q

般若心経を唱えるタイミングはありますか?

般若心経は、葬儀や法要で唱えられることが多いですが、特定のタイミングに限らず、日常生活で心を落ち着けたい時や瞑想の前後にも唱えることができます。

Q

般若心経は誰でも唱えてよいのでしょうか?

般若心経は誰でも唱えることができます。特定の宗教に限らず、多くの人が精神的な安定や心の整理のために唱えており、特別な資格や制約はありません。ただし、所属する宗派によっては、般若心経を唱えない場合もあります。たとえば、浄土真宗や日蓮宗では別の経典が中心となっていますが、一般の人が唱えることには問題ありません。

Q

般若心経の最後の真言「ぎゃーてーぎゃーてー」とは?

般若心経の最後に記されている真言「ぎゃーてーぎゃーてー」は、サンスクリット語で「悟りの境地に至る」という意味を持ちます。この真言を唱えることで、悟りを目指し、自分自身の精神的成長を促進すると考えられています。リズミカルなこの真言には、集中力を高め、心を落ち着ける効果があります。

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東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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