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お布施とは何?渡さなきゃダメ?意味と理由を徹底解説

お布施とは何?渡さなきゃダメ?意味と理由を徹底解説

この記事は2分で読めます

お布施とは何?渡さなきゃダメ?意味と理由を徹底解説
お布施とはいったい何なのでしょうか。 葬儀の際にお坊さんへ渡すのが当たり前とされていますが、金額が数十万円にのぼることもあり「なぜこんなに払うの?」「渡さないといけないの?」と疑問を感じる方も少なくありません。
実際には、お布施に明確な義務はなく、そもそも仏教における「布施」とは修行の一環としての意味合いが大きいものです。 しかし江戸時代の制度によって、庶民にも「お布施文化」が広がり、現代まで慣習として残ってきました。
この記事では、お布施を「なぜ渡すのか」という本来の意味や背景から、実際の相場データ、さらにトラブル事例とその対処法まで解説します。 「恐喝されるって本当?」と不安を感じている方は、チェックしてください。

【目次】

      お布施とは?
    1. お布施の意味
    2. お布施を渡す理由
      お布施は高いって本当?実際のデータから相場を解説
    1. 宗教別の相場は?
    2. お布施の金額はどう決める?
      お布施に関するトラブル
    1. お布施の金額が高い
    2. 気づいたら檀家にされてしまっていた
    3. お布施の金額が低すぎた
      お布施を渡さなくていいケースはある?
      お布施の書き方・渡し方は?
    1. お布施の書き方
    2. お布施の渡し方
      まとめ
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お布施とは?

お布施とは?
お布施は、葬儀でお経を読んでくれたお坊さんに渡すお礼です。
しかし、金額が数十万円にのぼることもあり、不自然に感じる方もいるでしょう。

実は、お布施を渡す義務はありません。

お布施を渡す文化は江戸時代以降に広がったもので、かつてはお経を読んでもらうこともありませんでした。

ここでは、お布施を渡す理由と意味について解説していきます。

お布施の意味

お布施は、サンスクリット語でダーナの訳です。
ダーナには施すこと、与えるという意味があり、行うことで悟りに近づくとされています。

つまり、お布施を渡すのはお坊さんへのお礼ではなく、仏教徒として修行をするという意味なんです。

お布施の金額は、あくまで心づけといいますよね。

お布施が心付けなのは、あくまで修行の一環であって、金額によるものではないからです。
本来は修行の一環としての意味が大きいため、金額や有無は本来自由なものとされています。

お布施を渡す理由

お布施を渡す意味がないのに、どうして当たり前になっているのでしょうか。

お布施が広がったのは、江戸時代に行われた寺請制度によるものです。

寺請制度は、江戸幕府がキリスト教の布教を阻止するために行われました。
どの家も地域のお寺に所属し、それを証明する書類を発行してもらう必要があったのです。
さらに、お寺を経済的に支える義務も発生し、明確につながりを得る必要性がでました。

しかし、お寺に属したくない人もいるのでは?と思う方もいるでしょう。

属したくなくても、生活に支障が出る制度だったのです。
お寺に属さない人は、結婚や葬儀ができないなど、生活に支障がでました。

そのため、必然的にお寺に所属し、葬儀などの際はお布施を渡してお坊さんの生活を支える文化が一気に広がったのです。

寺請制度は明治時代に廃止されましたが、お坊さんにお布施を渡す文化は、慣習的に現代に残り続けています。
こうした背景があり、現代でもお坊さんにお布施を渡しているんです。

お布施は高いって本当?実際のデータから相場を解説

お布施は高いって本当?実際のデータから相場を解説
「葬儀の口コミ」が2025年1月に喪主1,002人実施した「お布施に関する調査」によると、最も多く支払われたのは5~10万円未満でした。

【実際に支払った金額は?】
5,000円未満:1.7%
5,000円~10,000円未満:2.6%
10,000円~50,000円未満:18.2%
50,000円~100,000円未満:24.2%
100,000円~200,000円未満:17.7%
200,000円~300,000円未満:13.6%
300,000円~400,000円未満:8.5%
400,000円~500,000円未満:5.1%
500,000円~1,000,000円未満:6.0%
1,000,000円以上:2.4%

出典:お布施に関する調査/葬儀の口コミ(2025年)

あくまで目安ではありますが、10~30万円程度用意しておくと、突然の葬儀でも安心です。

宗教別の相場は?

「葬儀の口コミ」が2025年1月に喪主1,002人に実施した「お布施に関する調査」によると、主な宗教のお布施の平均費用は以下でした。

【お布施の相場・宗教別】
臨済宗 約32.7万円
法相宗 50,833円
日蓮宗 約25.2万円
天台宗 約26.7万円
曹洞宗 約25.3万円
真言宗 約21.2万円
浄土真宗(本願寺派、大谷派など含む) 約17.8万円
浄土宗 約19.2万円

出典:お布施に関する調査/葬儀の口コミ(2025年)

お布施は、葬儀によって包む金額が異なります。
自身の宗派が分かる場合は、あらかじめ調べておくようにしましょう。

お布施の金額はどう決める?

「お布施に関する調査」によると、お布施の金額を決める際に重要視したのは「葬儀会社からのアドバイスや意見」という回答が最も多くありました。

葬儀のお布施を決める際、何を最も重視しましたか?(抜粋)
葬儀会社からのアドバイスや意見:27.6%
お寺(僧侶・住職)の意見:27.5%
家族・親戚からのアドバイスや意見:20.6%

出典:お布施に関する調査/葬儀の口コミ(2025年)

葬儀会社は地域のお布施相場について知っているため、最も参考になる意見をもらいやすいでしょう。

また、お坊さん派遣サービスを利用するのも一つの手段です。
インターネットや電話でお坊さんにお経を依頼できるサービスでは、お布施の金額が明記されています。
サービスとして、記載されている金額以外発生しないため、予算を決めやすいでしょう。

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お布施に関するトラブル

お布施に関するトラブル
葬儀においてトラブルになりやすいのが「お布施の金額」です。
任意の制度にも関わらず、半強制的に負担を要求され、困っている方が増えています。

ここでは、お布施に関する以下3つのトラブルを解説します。

・お布施の金額が高い
・気づいたら檀家にされてしまっていた
・お布施の金額が低すぎた

トラブルにならないためにも、ここで対処法を覚えておきましょう。

お布施の金額が高い

「お布施で100万円要求された」
「御膳料や戒名料などを含めたら、300万円以上かかった」


こうした高額なお布施のトラブルは決して少なくありません。
とくに地方では、お寺の影響力が大きいことが原因のひとつです。

さらに、葬儀社がお寺と強いつながりを持っている場合、「高額なお布施を払うのが当たり前」という空気になっていることもあります。
そのため、実際には義務がなくても、お坊さんに高額なお布施を渡さなければいけないと感じてしまうのです。

気づいたら檀家にされてしまっていた

お寺にお墓を建てると、自動的に檀家になるケースがあります。
なかには詳しい説明をしない業者もあり、「気づいたら檀家だった」という事例もあります。

檀家になると、半強制的にお寺を支援する義務が発生します。
たとえば、毎年の寄付や、年忌法要ごとに数千円のお布施を支払う必要があります。

また、檀家の宗派によっては、高額な仏壇の購入を迫られたり、「供え物は現金でなければ受け取らない」と言われたりする場合もあります。

「檀家をやめればいい」と思う方もいるでしょう。
しかし、最もトラブルになりやすいのが檀家を辞めるときです。

墓じまいの際には数百万円ものお布施を請求されることもあり、支払わないと「非常識」という噂が広まることもあります。
なかには、住職が自宅に押しかけ、警察沙汰になったケースも報告されています。

トラブルを防ぐためにも、葬儀を依頼するお坊さんや、お墓を建てるお寺は慎重に選ぶことが大切です。

お布施の金額が低すぎた

お布施は本来「心付け」であるため、少ない金額でも受け取ってもらえる場合があります。
しかし、あまりに金額が低いと「非常識」と受け取られる可能性があるため注意が必要です。

お布施の相場は地域によって異なります。
遠方の親戚に金額を聞き、そのまま包んで渡すと、地域によっては「少ない」と思われることもあります。

ポイントは、地域に詳しい人に聞くことです。
身近に相談できる人がいない場合は葬儀社に確認しましょう。

また、お坊さんに直接たずねる場合は、
「他の方はどのくらい包まれていますか?」
と聞けば、地域の相場を答えてくれるはずです。

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お布施を渡さなくていいケースはある?

お布施を渡さなくていいケースはある?
お布施を渡さなくていいケースは、葬儀や法要にお坊さんを呼ばないときです。

たとえば、無宗教の葬儀ではお坊さんを呼ばないため、お布施の料金がかかりません。

葬儀に必ずしもお坊さんを呼ばなければいけない決まりはないため、お布施で悩むときは葬儀社に相談しましょう。

ただし、檀家の方はお寺とのトラブルに発展する可能性があるため、注意してください。

お布施の書き方・渡し方は?

お布施の書き方・渡し方は?
お布施には、書き方や渡し方があります。

・お布施の書き方
・お布施の渡し方

ここでは、上記2つについて詳しく解説します。
特に、お布施の書き方が不明な方はチェックしてください。

お布施の書き方

お布施を封筒に包む場合は、黒ずみで以下のように記載します。

【表面】
・表書き:お布施or御布施
・下段:フルネームor〇〇家

【裏面】 
・郵便番号
・住所
・氏名(表面で〇〇家と記載した場合)
・包んだ金額を旧字体で記載(30万円であれば金参拾萬円と書く)


奉書紙を使用する場合は、中袋の表面に金額、裏面に住所と氏名を記載します。
奉書紙の表面には、お布施と記載しておけば問題ありません。

まとめ

お布施は本来、お坊さんへの“対価”ではなく、仏教における修行の一つとして位置づけられています。
しかし、江戸時代の寺請制度によって庶民の生活に深く結びつき、現代では葬儀や法要の場で渡すのが一般的な慣習となりました。

実際の相場は10~30万円程度が多く、宗派や地域によって差があります。金額に明確な決まりはなく、あくまで「心付け」である点を忘れないことが大切です。
一方で、高額請求や檀家との関係によるトラブルもあるため、事前に相場を確認したり、葬儀社や親族に相談することが安心につながります。

お布施を渡す意味を理解し、自分なりに納得できる理由を見つけると、素直に対応できるでしょう。

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よくある質問

Q

お布施と志の違いは?

お布施は仏教に由来する言葉で、僧侶や寺院に読経や供養をお願いした際に渡す浄財を指します。仏さまや教えに捧げる意味が本質で、金額には決まりがありません。 一方、志は葬儀後に香典をいただいた方へ渡す品物や金銭のことで、弔意に対するお礼の意味があります。つまり「お坊さんへ」か「参列者へ」か、渡す相手が大きな違いです。

Q

宗教ごとのお布施ランキングは?

宗派によってお布施の平均額には違いがあります。「葬儀の口コミ」の調査によると、臨済宗は30万円台と高めで、日蓮宗や天台宗、曹洞宗も20万円前後が中心です。 一方、浄土真宗や浄土宗は10万円台と比較的低めに抑えられています。信仰の考え方や地域の習慣によって差が生じています。

Q

坊さんに渡すお布施の金額の目安は?

一般的には葬儀全体で10〜30万円程度が目安とされています。大規模な葬儀や戒名をお願いする場合はさらに上乗せになるケースもあります。 地域や寺院との関係性によって幅があるため、葬儀社や親戚に相談して相場を確認しておくと安心です。

Q

お布施のタブーな金額は?

日本では「4=死」「9=苦」を連想させるため、4万円や9万円などの金額は避けられています。 特に高齢世代の方や地域によっては強く気にされることがあるため、縁起を考慮した金額設定が無難です。

Q

お布施の裏に金額を書くべきですか?

お布施袋には金額を書く必要はありません。表には「御布施」と記すだけで十分です。 香典や祝儀のように金額を明記するのは逆に不自然とされるため、裏面は無記入にしておきましょう。

Q

お布施とはどういう時に使いますか?

葬儀や通夜、法事、納骨式など、僧侶に読経を依頼した場面で渡すのが一般的です。 また、祈祷や年忌法要など、仏事全般で僧侶に関わっていただいた際に使われます。

Q

お布施の一般的な金額は?

「葬儀の口コミ」の「お布施に関する調査」では「5〜10万円未満」が最も多く、次いで「10〜20万円」「20〜30万円」という回答が続きました。 平均すると20万円前後ですが、地域差や宗派ごとの考え方もあるため、あくまで目安として捉えるのが良いでしょう。

Q

お布施で渡してはいけない金額はいくらですか?

「4」や「9」が含まれる金額は避けた方が良いとされています。たとえば、4万円や9万円は忌み数とされ、不吉に思う人も多いです。 そのため、5万円、7万円、10万円といった切りの良い金額がよく選ばれます。

Q

お布施の封筒はどれがいいですか?

お布施には白無地の封筒や奉書紙を使用し、水引は不要です。表書きには「御布施」と黒墨で記します。 香典袋のように薄墨を使ったり、水引付きの封筒を選ぶのは誤りなので注意しましょう。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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