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葬儀のお布施とは?地域や宗教ごとの相場・渡し方・マナーを徹底解説

葬儀のお布施とは?地域や宗教ごとの相場・渡し方・マナーを徹底解説

この記事は3分で読めます

葬儀のお布施とは?地域や宗教ごとの相場・渡し方・マナーを徹底解説
仏式の葬儀を行うとなると必ず必要になるのが「お布施」です。
簡単に言うとお坊さんに渡すお礼のお金のことですが、葬儀にかかる費用の中でも意外と大きなウェイトを占めるものです。

しかし普段からお寺とお付き合いがなければ馴染みのないものなので「いくら包めばいいの?」「いつどうやって渡せばいいの?」と多くの方が頭を悩ませています。
そこで本記事では、葬儀の際のお布施の相場や渡す際のマナーなどについてまとめて解説します。

【目次】

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葬儀における「お布施」とは

先述の通りお布施とは、簡単に言えばお坊さんに渡すお礼のことです。
仏式の葬儀では、お坊さんにお経を読んでもらい、故人の死後の名前である戒名をつけてもらうので、それに対するお礼という事になります。
それとは別に、お坊さんが移動するのにかかった交通費「お車代」と、お坊さんが精進落としをご一緒しない場合に料理の代わりにお渡しする「御膳料」というものも渡します。
「お車代」と「御膳料」は本来はお布施とは意味が違うのですが、葬儀の際にはそれら全てを含めてお布施と呼ぶことが多いです。

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お布施の金額の相場

一番知りたいのは具体的な金額相場だと思います。
しかしお布施の金額は具体的に決まっていません。これが多くの人の頭を悩ませる原因です。
お布施の金額は、宗派やお寺との付き合いの深さや戒名のランク、地域などによって大きく変わります。そのためここではあくまで平均的な値段をご紹介します。
が加わり、2日間の葬儀でのお布施の平均は50万円程になります。

先述の通りこれはあくまでも平均の値段です。
親族・知人などに相談してもいいですし、それでも分からないときには葬儀社にいくらぐらい包めばいいか聞きましょう。お坊さんに直接聞くのも実はマナー違反ではありません。ただし「いくら包めばいいですか?」と聞いても「お気持ちで」と答えられてしまう可能性があるので、「他の方はどれくらい包んでいらっしゃいますか?」などと聞くといいでしょう。
項目相場備考
読経料20~40万地域や宗派・規模により変動
戒名料10~50万戒名のランクによって変動
御車代5千~1万お寺で葬儀を行う場合は不要
御膳料5千~1万共に食事をする場合は不要


読経料

葬儀でかかったお布施の金額の全国平均は47.3万円となっています。
まず、2日間の葬儀で読経をお願いした場合のお布施の読経料は約15万~40万円あたりが多いようです。
地域による違いもあり、関東圏では20万~35万が相場とされていますが、関西圏では20万円前後が多いようです。少なくとも読経料だけで15万円以上はかかると思っておけばいいでしょう。

戒名料

戒名料は、もらう戒名のランクや宗派によって変わってきます。10万円前後から、高いランクであれば100万円以上の事もあります。
一般の方に多くつけられる「信士・信女」というものであれば平均的には10万~50万円ほどになります。

お車代

お車代の平均費用は5,000~10,000円です。
お車代は、お坊さんがいるお寺以外の場所で葬儀を行う際に交通費としてお支払いするものなので、お寺で葬儀をする場合には必要ありません。

御膳料

御膳料の平均費用は5000~10,000円です。
御膳料はお坊さんのお食事代です。そのため葬儀後にお坊さんも一緒に食事を召し上がる場合には必要ありません。


最近ではインターネットで、定額のお布施+手配料でかなり安価にお坊さんを手配できるサービスもあります。手配料にお布施の金額が含まれている場合が多く、費用を節約できるうえに、お布施が定額化されているため「いくら包めばいいの?」と悩まなくて済む便利なサービスです。特定のお寺と関係を持っていない場合はそのようなサービスを利用してもいいでしょう。

お布施の金額に悩んだときはどうする?

お布施の金額に悩んだときは、次のような対処をするといいでしょう。


まず菩提寺がある場合は遠慮なく直接住職に相談しましょう。「一般的にどのくらいの金額が相場でしょうか」と尋ねるのがおすすめです。直接的に「いくらですか」と聞くのがはばかられる場合は、「皆さんどのくらい包まれていますか」と尋ねると角が立ちません。
また両親や親戚などにこれまでいくら包んだかを聞くのもオススメです。

菩提寺がない場合は、葬儀社に僧侶を紹介してもらう際に、お布施の金額も提示してくれることが多いので、その場合は指示に従えば安心です。

お布施で包んではいけない金額はある?

お布施では、香典のような厳密なタブー数字はありません。一般的に「4(死)」や「9(苦)」は忌み数とされますが、お布施はあくまで感謝の気持ちを表すものであり、偶数・奇数も特に問題視されません。


家族葬ではお布施は少なくてもいい?

家族葬でも一般葬でもお布施の金額自体は大きく変わりません。読経や戒名には、参列者の規模は関係ないためです。ただし家族葬で式を簡略化する場合、読経の回数が少なかったり戒名を付けないケースもあり、その場合は結果的にお布施額が少し減ることもあります。

調査データから見る地域別・宗派別の葬儀のお布施相場

実際に葬儀でお布施を払ったことのある人約1000人へのアンケート結果から地域別・宗教別のお布施の相場を見ていきましょう。
「葬儀の口コミ」お布施に関する調査(N=1002)

【地域別】葬儀のお布施の金額相場

画像
地域ごとの葬儀のお布施の金額相場は下記の通りです。
北海道
5万円未満:20%
5~20万円:49%
20~50万円:31%
50万円以上:0%
平均支払い金額:約15.6万円

東北
5万円未満:21%
5~20万円:37%
20~50万円:34%
50万円以上:7%
平均支払い金額:約21.7万円

関東
5万円未満:22%
5~20万円:39%
20~50万円:28%
50万円以上:12%
平均支払い金額:約24.7万円(全国最高)

中部
5万円未満:21%
5~20万円:38%
20~50万円:32%
50万円以上:10%
平均支払い金額:約22.8万円

近畿
5万円未満:26%
5~20万円:48%
20~50万円:23%
50万円以上:4%
平均支払い金額:約15.8万円

中国
5万円未満:14%
5~20万円:60%
20~50万円:20%
50万円以上:7%
平均支払い金額:約19.9万円

四国
5万円未満:40%
5~20万円:44%
20~50万円:12%
50万円以上:4%
平均支払い金額:約12.5万円(全国最低)

九州・沖縄
5万円未満:32%
5~20万円:39%
20~50万円:27%
50万円以上:4%
平均支払い金額:約16.6万円



お布施の金額には明確な地域差が見られます。最も平均金額が高いのは関東地方で約24.7万円、最も低いのは四国地方で約12.5万円と、約2倍もの差があります。
地域ごとの傾向を見ると、四国と九州・沖縄地方では5万円未満の低額支払いの割合が特に高くなっています。
一方、中国地方では支払い金額が5~20万円の中額帯に60%も集中しており、他地域に比べて金額の統一性が高いのが特徴です。東北、北海道、中部地方では20~50万円の高額帯の割合が30%前後と高い傾向にあります。また関東地方は50万円以上の超高額支払いの割合が12%と全国で最も高く、金額のばらつきも大きくなっています。

【宗派別】葬儀のお布施の金額相場

画像
調査の結果、宗派別の葬儀のお布施の金額相場は下記の通りです。

臨済宗
5万円未満:14%
5~20万円:28%
20~50万円:41%
50万円以上:17%
平均支払い金額:約35.4万円

天台宗
5万円未満:8%
5~20万円:44%
20~50万円:36%
50万円以上:13%
平均支払い金額:約26.7万円

曹洞宗
5万円未満:18%
5~20万円:39%
20~50万円:31%
50万円以上:12%
平均支払い金額:約26.6万円

日蓮宗
5万円未満:26%
5~20万円:34%
20~50万円:24%
50万円以上:16%
平均支払い金額:約25.7万円

真言宗
5万円未満:20%
5~20万円:41%
20~50万円:33%
50万円以上:6%
平均支払い金額:約21.2万円

浄土宗
5万円未満:25%
5~20万円:40%
20~50万円:27%
50万円以上:8%
平均支払い金額:約19.5万円

浄土真宗
5万円未満:24%
5~20万円:47%
20~50万円:23%
50万円以上:6%
平均支払い金額:約18.1万円

その他の宗派
5万円未満:30%
5~20万円:40%
20~50万円:26%
50万円以上:4%
平均支払い金額:約15.0万円


お布施の金額には明確な宗派差が見られます。最も平均金額が高いのは臨済宗で約35.4万円、最も低いのはその他の宗派で約15.0万円と、約2.4倍もの差があります。
宗派ごとの傾向を見ると、臨済宗は20~50万円の高額帯が41%と最も多く、50万円以上の超高額支払いも17%と高い割合です。天台宗は5万円未満の低額支払いが8%と全宗派の中で最も少ないのが特徴です。浄土真宗は5~20万円帯に47%が集中しており、比較的安定した金額となっています。日蓮宗は金額分布に幅があり、低額から超高額まで比較的均等に分布しています。

お布施の包み方

お布施は主に奉書紙を使ったり封筒に入れたりするのが一般的です。

奉書紙を使う

奉書紙を使用する場合、半紙などで現金を包んで中包みを作り、中包みを奉書紙で包みます。
奉書紙は表裏が決まっており、ツルツルした面が表、ざらざらした面が裏です。
ざらざらした面を上側にして中包みを置き、左・右・下・上の順番で奉書紙を折ります。

お布施の書き方

お布施には表書きと裏面へ金額などを記入します。

表書きでは、封筒の表面中央上部に「お布施」という文字を毛筆か筆ペンで丁寧に書きます。墨は薄墨ではなく、濃い墨を使用します 墨は薄墨ではなく濃い墨を使用する点に注意しましょう。「御布施」や「お布施」と記載します。
下部に、施主(喪主)の氏名または「○○家」を書きます。この際、姓名の間に少しスペースを空けると見栄えが良くなります。また、氏名は「お布施」の文字よりも少し小さめに書くことで、バランスの良い表書きになります。

封筒の裏面左下に住所、氏名を縦書きで記入し、裏面の右上または中央には金額を旧字体の漢数字で書きます。例えば三万円の場合は「金参萬圓也」のように表記します。金額を記載する際は最初に「金」を付け、最後に「也」を付けるのが正式な書き方です。数字は改ざん防止のため壱、弐、参、伍、拾、阡(千)、萬などの旧字体の漢数字を使用します。

中袋を使用する場合は、中袋の表面中央に金額を、裏面に住所と氏名を記入し、その中袋を外袋に入れます。

渡すタイミング

お布施を渡すタイミングに決まりはありませんが、一般的には葬儀や法要が終わった後や、始まる前の挨拶のときに渡すことが多いです。葬儀前に渡す場合は「本日はどうぞよろしくお願いします。」葬儀後なら「お世話になりました。」などの言葉を添えて、「どうぞお納めくださいませ。」と一声添えてからお布施を渡すといいでしょう。

渡すときのマナー

お布施をお坊さんに渡すときにもマナーはあります。まずお布施をそのまま手渡しするのはマナー違反なので避けましょう。一般的に、お布施は「お盆にのせて渡す」または「袱紗にのせて渡す」のどちらかの方法で渡します。

お盆にのせて渡す

切手盆(きってぼん)というお盆に乗せて渡すのが一般的です。
お盆にのせて渡す際は、正面をお坊さん側へ向けてお盆のまま渡すかお坊さんの前にお盆を置く、どちらかの方法で渡すといいでしょう。ただし、お盆を床に置いてからお坊さんの前まで引きずって寄せる行為はマナー違反なので注意するようにしましょう。渡すお盆が無くても、葬儀社が用意してくれることもあるので確認してみましょう。

袱紗(ふくさ)にのせて渡す

切手盆が用意できなければ、袱紗に乗せて渡すという方法があります。
自宅以外で葬儀をおこなう際には、基本的にお布施は袱紗に包んで持ち歩きます。そして渡す際にはお布施を包んだ封筒を袱紗から取り出して袱紗の上にお坊さんから見て正面になるようにのせて渡します。袱紗を床に置かないように注意しましょう。

お布施でやってはいけないこと

お布施を渡す際にやってはいけないことの例をいくつかご紹介します。

二重封筒(重ね封筒)の使用
ポチ袋や茶封筒の使用
直接現金をむき出しで渡す
床に直置きする
僧侶に直接挨拶せずに葬儀社に預ける
渡し忘れる


僧侶に失礼があると葬儀が円滑に進行しなくなってしまったり、菩提寺の場合、納骨や法要の際にもスムーズに話が進まなくなってしまう可能性があるので、注意しましょう。



まとめ

ここまで、一般的なお布施の相場や渡し方のマナーについて紹介しました。
宗派や地域によってマナーが変わるということもあります。普段お坊さんと付き合いが無ければ戸惑うのは当然の事です。葬儀社にお坊さんを手配してもらった場合、分からないことがあったら遠慮せずに葬儀社に聞きましょう。菩提寺であれば親族に相談しましょう。

よくある質問

Q

葬儀のお布施の金額の相場はどれくらいですか?

お布施の金額には明確な決まりがなく、宗派や地域、寺院との関係性によって異なります。一般的な相場としては、読経料が15万~40万円、戒名料が10万~50万円程度です。お車代や御膳料も追加され、全体で50万円ほどになることが多いです。ただし、お寺や葬儀社に相談すると具体的な金額の参考になりますので、不安な場合は尋ねるとよいでしょう。

Q

お布施はどのように渡したらいいですか?

お布施は直接手渡しせず、必ず切手盆や袱紗にのせて渡すのがマナーです。お盆を用意できない場合は袱紗で代用しましょう。渡す際には「どうぞお納めください」などの言葉を添えると丁寧です。タイミングとしては、葬儀や法要の前後に渡すのが一般的です。もし迷う場合は、葬儀社に確認すると安心です。

Q

お布施の包み方にはどのような方法がありますか?

お布施の包み方には主に二つの方法があります。一つは奉書紙を使って包む方法で、半紙で中包みを作り、奉書紙でそれを包みます。もう一つは市販の白無地封筒を使う方法です。郵便番号が印刷された封筒や二重封筒は避けましょう。封筒には「お布施」または「御布施」と表書きします。

Q

お布施とは何ですか?

お布施とは、僧侶に対して読経や法要の謝礼として渡す金銭のことです。葬儀や法事の際に渡すのが一般的です。

Q

葬式でのお布施の相場はどのくらいですか?

葬式でのお布施の相場は、地域や宗派、寺院によって異なりますが、一般的には20万円から50万円程度とされています。

Q

お布施を渡す際のマナーはありますか?

お布施を渡す際は、白無地の封筒に「御布施」と表書きし、僧侶に直接手渡しするのではなく、切手盆や袱紗の上に載せて渡すのが正式なマナーとされています。

Q

お布施の金額はどのように決めれば良いですか?

お布施の金額は、故人や遺族の意向、寺院との関係性、地域の慣習などを考慮して決定します。具体的な金額は寺院に直接相談することをおすすめします。

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東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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