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百箇日(ひゃっかにち)法要とは?意味や流れ、参列マナーを解説

百箇日(ひゃっかにち)法要とは?意味や流れ、参列マナーを解説

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百箇日(ひゃっかにち)法要とは?意味や流れ、参列マナーを解説
故人様の供養のために、ご命日から一定の日数や年数で行う儀式を「法要」と言います。そのひとつが、「百箇日(ひゃっかにち)」です。「四十九日(49日目)」や「一周忌(1年目)」よりなじみがないかもしれませんが、ご遺族の心の大きな節目になる法要なので、意味やマナーを確認しておきましょう。

【目次】

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百箇日とは?法要の意味と由来を解説

百箇日とは?法要の意味と由来を解説
「百箇日法要」とは、ご命日を含めて100日目に行う忌日(きじつ)法要です。

近年は省略する方も多いですが、忌明け後はじめてとなる法要のため、仏教ではとても重要視されています。
100日目当日より前の土日に日程を組み、身内だけで自宅などで執り行うのが一般的です。葬儀のお礼をする期日の目安であり、またご親族の形見分けにも向いている日です。

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意味と由来

仏教では、四十九日で魂の行き先が決まるとされています。
その時に極楽浄土へ行けなかった魂を再審判するのが百箇日であり、ご遺族の供養(法要)がその助けになると考えます。また百箇日は、別名「卒哭忌(そっこくき=泣くことを卒業する日)」とも呼ばれます。

これは中国の儒教にある「士は百日にして哭することをやむ(優れた人は100日で泣くのをやめる)」という教えに由来しており、ご遺族が悲しんだ心を整理して元の生活へ戻る節目という意味があります。

百箇日法要と四十九日法要の違い

項目 四十九日法要百箇日法要
実施時期49日目100日目
意味忌明け・成仏の節目悲しみを乗り越える節目
参列者親族・友人など広範囲遺族・近親者のみが多い
費用相場30~50万円10~30万円
実施率ほぼ全家庭地域により省略も
四十九日法要と百箇日法要の違い


四十九日法要と百箇日法要の違いは、上記の通りです。
意味や規模が異なるため、詳しく解説していきます。

法要の規模が異なる

最も大きな違いは、法要の規模です。
四十九日法要は僧侶を招いて読経をしてもらい、会食(お斎)を開くなど比較的大規模に行われます。

一方、百箇日法要は忌明け後に行われるため、家族や近親者だけで簡略的に行うケースが多いのが特徴です。

意味が異なる

仏教では、亡くなった方の魂は49日かけて成仏するとされています。
そのため、四十九日法要は「故人が成仏する節目」であり、供養の中でも特に重要な法要です。

一方百箇日法要は、遺族が悲しみを乗り越え、新たな日常へ踏み出す節目として行われます。
法要の雰囲気もやや明るく、故人を想いながらも前向きな気持ちで迎えることが多いです。

百箇日法要の参列マナー

百箇日法要の参列マナー
百箇日には身内しか集まらないかもしれませんが、法要は厳かな場なのでマナーをふまえて参列しましょう。

当日の持ち物は、以下のとおりです。
施主側:「お位牌・数珠・お焼香・お供え物・お布施・ハンカチ」
参列者側:「お香典・数珠・お供え物・ハンカチ」


それぞれ詳しく解説していきます。

参列時の服装マナー

基本的には施主側が正喪服または準喪服参列者側が準喪服または略喪服を着用します。

正喪服は和装やモーニングコート、準喪服はツヤのない黒スーツや黒ワンピース(ブラックフォーマル)、略喪服は暗い色のスーツやワンピースです。

身内だけの法要ならば簡略化されることもありますが、敬意を忘れずカジュアルになりすぎないようにしましょう。

お供え物選びのマナー

一般的には、お花が良いとされています。
忌明け後なので花選びはやや柔軟になり、白以外の色を少しまぜても構いません。

ただし、派手すぎる色・トゲ・毒・においのある花は控えましょう。お花以外では、お菓子・お茶などの「消えもの(消耗品)」を用意します。常温保存ができる個包装のお菓子は、皆でわけあえるので喜ばれます。

法要の基本的な参列マナーも確認を

基本的なマナーは、他の法要とさほど変わりません。
案内状を受け取ったらできる限り参列し、早めに返信します。欠席をする時は、おわびの一言もそえるようにしましょう。

当日の会話では、忌み言葉や「ありがとうございます」などを使いません。また会食に身内しかいなくても、羽目を外さないよう注意しましょう。

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宗派別の百箇日法要の特徴【浄土宗・曹洞宗・真言宗など】

宗派別の百箇日法要の特徴【浄土宗・曹洞宗・真言宗など】
百箇日の考え方はどの宗派にも存在しますが、浄土真宗では「人は亡くなるとすぐ仏になり、肉体は100日で白骨になる」と考えるため、特に大きな節目として重要視しています。

法要には焼香・線香の数の違いや、参列者もお題目を唱える儀式(日蓮宗)など、宗派ごとの特徴がありますので事前に確認しておきましょう。また神道では「百日祭」を行いますが、キリスト教には100日目の儀式はありません。

浄土宗

阿弥陀仏の救いを信じ、「南無阿弥陀仏」を唱える宗派です。
百箇日法要では『阿弥陀経』を読経し、参列者も念仏を唱えて極楽往生を祈ります。

焼香は1〜3回。お香を額まで押しいただいてから香炉に入れるのが作法です。

浄土真宗

「人は亡くなるとすぐ仏になる」という考え方を持つ宗派です。
百箇日は追善ではなく、故人への感謝を表す「報恩感謝」の法要として営まれます。

焼香は本願寺派が1回、大谷派は2回が多く、押しいただかずに香炉へ入れます。
『正信偈』や『阿弥陀経』を読み、「南無阿弥陀仏」を唱えます。

曹洞宗

禅宗の一派で、坐禅を重んじる宗派です。
法要では『般若心経』や『修証義』を読経し、故人の安らかな成仏を祈ります。

焼香は2回。1回目は押しいただき、2回目はそのまま香炉に入れます。

真言宗

密教の教えを重視し、真言(マントラ)を唱えて祈ります。
百箇日法要では、故人が仏の世界へ導かれるよう『般若心経』や光明真言を唱えます。
焼香は3回、すべて押しいただくのが作法です。

神道

神道では、仏教の百箇日法要にあたるものとして「百日祭」を行います。
故人の霊が家を守る神になる過程の一つとされ、神職が祝詞を奏上し、玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。

参列者は二拝二拍手一拝(忍び手)で拝礼し、線香の代わりに榊やお神酒を供えます。
香典にあたるものは「御饌料(ごせんりょう)」と呼ばれ、白装束や和服で参列するのが一般的です。

キリスト教

キリスト教には百箇日にあたる法要はありません。
ただし、故人を偲ぶ「追悼ミサ」や「記念礼拝」を行うことがあります。

百箇日法要でのお布施の金額の決め方

百箇日法要でのお布施の金額の決め方
「葬儀の口コミ」が2025年1月に実施した「お布施に関する調査」によると、包む金額を決める際は家族や親戚に相談するケースが多いのがわかりました。

お布施の金額を決める際、誰かに相談しましたか?【抜粋】
家族・親戚:41.9%
お寺(僧侶・住職):40.4%
知人・友人:28.4%

出典:お布施に関する調査/葬儀の口コミ(2025年)

百箇日法要で四十九日と違うお坊さんを呼ぶ場合は、事前にお布施の金額を確認しておくと安心です。
同じお坊さんやお寺へ依頼する場合は、同じ金額を包むようにします。

法要のお布施の相場は、3~5万円です。
四十九日法要と百箇日法要は規模が違いますが、お坊さんへ包む金額は同じなため注意しましょう。

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まとめ

百箇日は悲しみを経験したご遺族にとって、大きな節目となる大切な法要です。
現代では簡略化されることも多いですが、故人様への敬意を忘れずマナーを守って供養をしましょう。心の整理は日数でできるものではありませんが、少しでも前を向けるよう、心を落ち着けて故人様と静かに向きあえる時間を作ってください。

よくある質問

Q

家族だけで百箇日法要をするには?

百箇日法要はもともと四十九日より参列者数を減らすものなので、施主の方が希望すればもちろん家族だけでも行えます。家族の予定を優先して日程を組み、会場は自宅に、会食も手作りにすれば、より自由度が高く負担を最小限にできるでしょう。ただし法要は厳粛な場なので喪服を着用し、リラックスしすぎないよう注意してください。

Q

百箇日法要のお布施の相場は?

お布施の相場は、地域やお寺によりますが3万~5万円です。さらに僧侶がご自身の交通手段でいらした時は「御車代」、会食に参加しなかった時は「御膳料」として、それぞれ5千~1万円をプラスしましょう。正式には半紙と奉書紙で包みますが、無地の白い封筒でも構いません。

Q

百箇日法要は、絶対に必要ですか?

法要を行うかどうかはご遺族の希望によるので、ご事情があればもちろん省略しても構いません。ただ大切な節目の日ではありますので、ご家族でお墓参りをして手をあわせ、故人様を思ってすごせると良いでしょう。

Q

百箇日法要に参列する時の服装は?

基本的には準喪服(ブラックフォーマル)で、ツヤのない黒スーツや黒ワンピースと思っておきましょう。身内だけの法要では「平服で」と指定されるケースも多く、その場合は略喪服として黒・紺・グレーなどのスーツやワンピースを着用します。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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