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法事・回忌のやることすべて|準備・服装・費用・マナー総まとめ

法事・回忌のやることすべて|準備・服装・費用・マナー総まとめ

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法事・回忌のやることすべて|準備・服装・費用・マナー総まとめ
「親族から法事の連絡があったけれど、何をすればいいのかわからない」「恥ずかしい思いをしないか心配」そんな不安をお持ちではありませんか? 法事・回忌は故人を偲び、家族や親族が集まる大切な行事ですが、初めて経験する方にとっては「いつ行うのか」「何を準備すればいいのか」「どんな服装で参加すればいいのか」など、わからないことだらけかもしれません。 この記事では、法事・回忌について初めて学ぶ方に向けて、法事の意味から実際の参加方法まで、わかりやすく解説します。

【目次】

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法事と法要の違いとは?

法事と法要の違いとは?
まず、「法事」と「法要」の違いについて理解しましょう。
法要とは、お坊さんがお経を読んだり、故人の供養を行う宗教的な儀式そのものを指します。一方、法事は法要に加えて、親族が集まって食事をしたり、故人を偲んで話をしたりする全体の行事のことを言います。
つまり、「法要」は儀式の部分、「法事」はその儀式を含めた親族の集まり全体ということになります。

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なぜ法事を行うのか?

法事を行う目的は大きく3つあります。

まず故人への感謝と供養です。亡くなった方への感謝の気持ちを表し、安らかに眠れるよう祈ることが第一の目的となります。

次に家族・親族の絆を深めることです。普段会う機会の少ない親戚同士が集まり、交流をする貴重な場となっています。

そして故人の思い出を語り継ぐことも重要な意味を持ちます。故人との思い出を家族で分かち合い、次の世代に伝えていく機会として機能しているのです。

現代では宗教的な意味合いよりも、家族が集まって故人を偲ぶ「家族行事」としての側面が強くなっています。

法事・回忌の種類と時期

法事・回忌の種類と時期

四十九日までの法事(忌日法要)

亡くなってから四十九日までの間に行う法事を「忌日法要」と呼びます。

最初に行われるのが初七日で、死後7日目にあたります。現在は葬儀当日に一緒に済ませることが多くなっています。その後、二七日から六七日まで(14日、21日、28日、35日、42日目)の法要がありますが、これらは家族のみで行うか省略することが増えています。

この期間で最も重要なのが四十九日法要です。仏教では、故人が亡くなってから49日間を「中陰期間」と呼び、この期間が終わると故人の行き先が決まるとされています。そのため、四十九日は特に大切な節目として親族が集まって営まれます。

法要名時期備考
初七日死後7日目葬儀当日に行うことが多い
四十九日死後49日目重要
百箇日死後100日目地域や家によって行う場合がある


一周忌以降の法事(年忌法要)

四十九日が過ぎてから行う法事を「年忌法要」と呼びます。

一周忌は満1年後に行われ、親族や知人も含めた比較的大きな規模で実施されることが多く、ほぼすべての家庭で行われています。

三回忌は満2年後に実施され、親族中心の規模となります。ここで重要なのが計算方法です。「○回忌」から「1」を引いた数が実際の経過年数になります。つまり、三回忌は亡くなってから満2年後に行うということです。

その後、七回忌(満6年後)、十三回忌(満12年後)、三十三回忌(満32年後)と続きます。回忌が進むにつれて参加者の範囲は狭くなり、実施する家庭も減少する傾向にあります。

現代の法事事情

近年、多くの家庭で法事の簡略化が進んでいます。

三回忌または七回忌で終了する家庭が増加し、複数の回忌を同時に行うケースも見られます。例えば七回忌と十三回忌を一緒に実施することで、準備の負担や費用を軽減する工夫が広がっています。

また、家族のみの小規模な法事が主流となってきました。これらの変化は、家族構成の変化や経済的な理由、現代のライフスタイルに合わせた自然な流れと言えるでしょう。

法事に参加する際のマナー

法事に参加する際のマナー

服装の選び方

法事での服装は、故人への敬意を表す大切な要素です。基本的には「喪服」または「礼服」と呼ばれる黒い服装を着用します。

男性の場合、黒または濃紺のスーツが基本となります。シャツは白無地を選び、ネクタイは光沢のない黒を着用しましょう。靴やベルトは黒の革製品を用い、靴下も黒または濃紺を選びます。

女性の場合は、黒のワンピース、スーツ、アンサンブルが適切です。スカート丈は膝が隠れる長さを心がけ、ストッキングは黒または肌色を着用します。靴は黒のパンプスで、ヒールは3~5センチ程度が適切です。アクセサリーは真珠または控えめなものを選びましょう。

子どもの場合は、黒、紺、グレーなどの落ち着いた色を基調とします。学校の制服がある場合は制服でも問題ありません。

香典の準備と渡し方

香典は故人への供養の気持ちを表すお金です。香典袋の選び方にはルールがあります。
四十九日前には「御霊前」と書かれたものを、四十九日後には「御仏前」と書かれたものを使用します。水引は黒白または銀白が一般的で、関西では黄白も使用されます。

金額については故人との関係によって決まります。
両親や義両親の場合は30,000円~100,000円程度、兄弟姉妹なら20,000円~50,000円程度が相場となります。祖父母の場合は10,000円~30,000円程度、おじ・おばなら10,000円~20,000円程度です。友人や知人の場合は5,000円~10,000円程度が目安となります。

個人との関係金額
両親・義両親30,000~100,000円
兄弟姉妹20,000~50,000円
祖父母10,000~30,000円
叔父・叔母10,000~20,000円
友人5,000~10,000円


渡し方にもマナーがあります。
受付で「この度はお疲れ様でございます」と挨拶し、香典袋を袱紗から取り出します。相手から見て表書きが読める向きで両手で差し出します。

お焼香の作法

お焼香は法事の中で最も緊張する場面かもしれませんが、基本的な流れを覚えておけば安心です。

順番が来たら静かに立ち上がり、祭壇に向かいます。祭壇の前で故人の写真に向かって一礼し、右手で抹香をつまみます。額の前まで上げてから香炉に落とすのが基本的な動作です。回数は宗派により1回から3回となりますが、わからない場合は1回でも問題ありません。終了後は合掌して一礼し、席に戻ります。

初めての場合は、前の人の動作を参考にしたり、「お焼香のやり方がわからないので教えてください」と素直に聞いても全く問題ありません。大切なのは故人を偲ぶ気持ちです。

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法事の準備と当日の流れ

法事の準備と当日の流れ

法事の準備(主催 遺族向け)

法事を主催することになった場合、計画的な準備が重要です。

2ヶ月前
お寺への連絡と日程調整を行います。会場の決定も必要で、自宅、お寺、ホテルなど選択肢を検討しましょう。参加者の概算人数も把握しておきます。

1ヶ月前
案内状の作成・発送または連絡を行います。料理の手配と引き出物の準備も進めましょう。案内状には法要の日時、場所、連絡先を明記し、返信用のはがきも同封します。

1週間前
参加人数の最終確認を行い、お寺や神社などとの最終打ち合わせを済ませます。必要な物品の準備状況も再確認しておきましょう。

当日の一般的な流れ

法事当日は、通常11時頃から受付が始まります。参加者は香典を渡し、案内に従って着席します。

11時30分頃から法要が開始され、お坊さんの読経と参列者のお焼香が行われます。この法要の時間は通常30分程度です。

12時頃にお墓参りがある場合は、該当者のみで行います。その後、12時15分頃から会食(お斎)が始まり、故人の思い出話をしながら食事をいただきます。14時頃に引き出物の受け渡しと挨拶があり、解散となるのが一般的な流れです。

会食でのマナー

法事の会食は「お斎(おとき)」と呼ばれ、通常の食事会とは少し異なるマナーがあります。

乾杯の代わりに「献杯」を行います。グラスを高く上げず、静かに「献杯」と言うのが作法です。会話では故人との楽しい思い出を語り合い、大声での笑い声は控えめにします。長居はせず、適切なタイミングで退席することも大切です。

法事にかかる費用の相場

法事にかかる費用の相場
法事にかかる費用は、参加人数や会場によって大きく変わります。
家族中心の小規模な法事の場合で見てみましょう。

お布施として30,000円から50,000円程度をお坊さんへお渡しします。これは読経や法話に対するお礼の意味があります。
会食費は1人あたり3,000円から6,000円程度で、参加人数により総額が変動します。引き出物は1家族あたり2,000円から5,000円程度で、お茶やお菓子などを用意するのが一般的です。
自宅以外で行う場合は会場費として10,000円から30,000円程度が必要になります。


10人程度の法事の場合、合計で10万円から15万円程度が目安となります。ただし、地域や宗派、家族の考え方によって金額は変わることを理解しておきましょう。

新しい回忌のかたち

近年、従来の法事の形にとらわれない、現代的な供養の方法も増えています。

簡略化された法事として、会食を省略し読経のみの法要を行う形や、家族だけで自宅で行う形が選ばれています。また、複数の回忌を合同で実施することも多く、七回忌と十三回忌を同時に行うケースもあります。

また新しい供養の形として、オンライン法要が注目されています。遠方の親族もビデオ通話で参加できるため、より多くの人が故人を偲ぶことができます。お寺ではなく故人の好きだった場所での集まりや、法事の代わりに慈善団体への寄付を行う家庭もあります。

これらの方法も、故人を偲ぶ気持ちがあれば十分に意味のある供養となります。形式よりも心の込め方が重要だと言えるでしょう。

地域による回忌の違いと注意点

地域による回忌の違いと注意点
日本では地域によって法事の習慣に違いがあります。特に関東と関西では明確な違いが見られます。

香典袋の水引について、関東では黒白や銀白が一般的ですが、関西では黄白も使用されます。会食の範囲も異なり、関東では参列者全員を対象とすることが多いのに対し、関西では家族・親族中心となる傾向があります。

東北地方では、先に火葬を行ってから法要を営む地域が見られます。これは気候や交通事情による地域特有の慣習です。
九州地方では友引の日に法要を行う地域があり、北陸地方では法要後にお菓子を配る習慣がある地域もあります。

宗派による違い

仏教にはいくつかの宗派があり、それぞれ作法が少し異なります。

浄土宗と浄土真宗では「南無阿弥陀仏」の念仏を唱え、曹洞宗と臨済宗では禅の教えを重視します。真言宗では密教的な儀式を行い、日蓮宗では「南無妙法蓮華経」の題目を唱えます。

ただし、参列者として参加する場合は、宗派の違いを詳しく知らなくても問題ありません。わからないことがあれば、遠慮なく他の参列者や主催者に聞きましょう。

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まとめ

この記事では、法事・回忌について初めて学ぶ方に向けて、以下の内容を解説しました。

法事は確かに覚えることが多く、初めは戸惑うかもしれません。しかし、最も大切なのは「故人を偲ぶ気持ち」と「家族への思いやり」です。完璧な作法よりも、心のこもった参加を心がけましょう。

わからないことがあれば、遠慮なく周りの方に聞いてください。きっと温かく教えてくれるはずです。
なお、宗派や地域によって細かな違いもありますので、詳しい作法については事前に主催者やお寺に確認されることをおすすめします。
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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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