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陰膳とは?意味・由来・マナーを徹底解説|やり方と代替方法も紹介

陰膳とは?意味・由来・マナーを徹底解説|やり方と代替方法も紹介

この記事は2分で読めます

陰膳とは?意味・由来・マナーを徹底解説|やり方と代替方法も紹介
陰膳(かげぜん)とは、遠くにいる大切な人や故人の無事を願い、食事を用意する日本の風習です。もともとは旅や出征の安全を祈るために行われてきましたが、現代ではグリーフケアや家族の絆を深める方法として行われることもあります。
この記事では、陰膳の意味や由来、正しいマナー・やり方に加え、日常生活で取り入れやすい代替方法についても解説します。

【目次】

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陰膳とは?

陰膳とは?
陰膳(かげぜん)とは、大切な人を思い、食事をお供えする行為のことです。
たとえば、亡くなった方の仏壇やお墓にご飯をお供えする光景を目にしたことはありませんか。

仏壇に食事を供えるのは、擬似的に故人と一緒に過ごす時間を作るためです。
食事の時間を共にすることで、大切な人の無事を願い、思い出を分かち合う意味があります。

陰膳と霊供膳の違いは?

ただし、陰膳は亡くなった故人のためだけに行うものではありません。

厳密に言うと、故人に対して食事を供える行為は「霊供膳(れいぐぜん)」と呼ばれます。
一方、陰膳は故人だけでなく、遠く離れて暮らす生きている人に対しても行われるのが特徴です。


つまり、陰膳という大きな枠の中に霊供膳が含まれている、と考えると分かりやすいでしょう。

とはいえ、生きている人に対して食事を供えるのは一見不自然に思えるかもしれません。
陰膳の考え方は仏教に由来するとされ、特に電話やメールといった通信手段が普及する前の時代に広く行われていました。

当時は、単身赴任や出張、旅行中の家族と連絡を取ることは難しく、遠方への旅は命の危険すら伴いました。
そのため、遠くにいる大切な人の無事を願い、食事を供えるという文化が生まれ、根付いたのです。

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陰膳が一般的でなくなった理由

陰膳が一般的でなくなった理由
しかし、現代では「陰膳」という言葉を耳にする機会は少なくなってきました。
かつて広く行われていた陰膳の習慣が、次第に姿を消していったのにはいくつかの理由があります。

・通信手段が発達したため
・出張や旅行が危険ではなくなったため
・儀式そのものよりも、想いを重視するようになったため

それぞれの理由を解説します。

通信手段が発達したため

もともと陰膳を行う理由は、連絡が取れない家族の無事を願うためでした。
しかし現代では、電話やメール、LINEなどで気軽に連絡を取り合えるため、わざわざ陰膳を行う必要性が薄れています。

一方で、直接連絡を取ることができない故人に対しては「霊供膳」という形で食事を供える文化が、今もなお受け継がれています。

出張や旅行が危険ではなくなったため

電車や自動車が普及する以前は、遠方へ行くのは非常に困難でした。
数百キロの道のりを徒歩で進み、ときには山や川を越えなければならなかったのです。

その道中では、災害や事故に遭う危険性も高く、崖崩れや盗賊の被害などに見舞われることも少なくありませんでした。

しかし現代では、新幹線を利用すれば東京と大阪を約2時間半で移動でき、飛行機も高い安全性を確保しています。
ほとんど無事故で遠くへ行ける時代になったことで、「無事を祈るために陰膳を行う」という必要性は薄れてきたのです。

儀式よりも想いを大切にするようになったため

陰膳にはもともと作法やマナーがあり、かつては「きちんと儀式を行うこと」こそが相手への想いを示す方法だと考えられていました。
現代でもその文化は残っていますが、一方で、儀式を厳格に守るよりも、自分たちらしい方法で気持ちを伝えたいという考え方が広がっています。

たとえば、食事にこだわらずに手紙を書いたり、思い出の場所を訪れたりするなど、形にとらわれない方法で大切な人への想いを共有する人も増えているのです。

【現代だからこそ陰膳に意味がある】
陰膳を行う必要性が薄れてきたからといって、その効果や意味が失われるわけではありません。
むしろ、デジタル化が進んだ現代だからこそ、あえて陰膳を行う意義があります。

毎日LINEやメールでやり取りをしていても、コミュニケーションが形骸化していると感じたことはないでしょうか。

スマホやPCに向かう時間が増え、人と直接触れ合う時間が減っていると指摘されるようになっています。
こうした中で陰膳は、一緒に食事をしているような時間を作り出し、大切な人を想う気持ちを取り戻す行為になり得ます。

特に小さな子どもにとっては、意識的に「誰かを思う時間」を持たせることで、家族の絆を深めるきっかけにもなるでしょう。

【有本嘉代子さんの例】
その象徴的な例として知られているのが、有本嘉代子さんです。
有本嘉代子さんは北朝鮮拉致被害者救出を呼びかけ続けた人物で、被害者である娘の恵子さんを想い、日々陰膳を続けていたことで有名です。

「北朝鮮では満足に食べられないのではないか」――。

そう考えたことが、陰膳を続けるきっかけだったといいます。
有本嘉代子さんは2020年2月3日に惜しまれながらも亡くなりました。
その想いは報われない部分も多かったかもしれません。

ですが、陰膳を続ける姿勢そのものが、娘さんへの深い愛情の証として多くの人に想いが伝わったといえるでしょう。

【現代の霊供膳とのつながり】
故人に対する霊供膳も同じです。
お盆やお彼岸といった行事の際に仏壇へ食事を供える家庭は多いものの、ご遺族の負担や価値観の変化から、その習慣は少しずつ減ってきています。

たとえば「四十九日法要までは丁寧に行ったが、それ以降は続けていない」というケースも少なくありません。
毎日のように続けるのは難しくても、年に一度でも故人と食事を共にする時間を設けると、つながりを感じ、思い出を語り合う大切な機会になるでしょう。

陰膳を行うメリットや効果は?

陰膳を行うメリットや効果は?
陰膳を行うことで得られる効果は、主に次の3つです。

・不安の軽減
・愛情の再確認
・家族の絆を深める

以下で、それぞれのメリットについて解説します。

不安の軽減

陰膳には、故人を亡くした悲しみを癒す「グリーフケア」の役割があります。

まるで故人と食卓を囲んでいるかのように時間を過ごすことで、寂しさや不安が和らぎ、心の安定につながります。

さらに、毎日決まった時間に食事をお供えする習慣は生活リズムを整える効果もあります。
その結果、心と体の回復をサポートすることができるのです。

愛情の再確認

しばらく連絡を取っていないと、相手への気持ちが薄れてしまったように感じ、不安になることがあります。

陰膳は、離れて生活する相手を想う気持ちを確かめられる大切な機会です。

「元気にしているかな」「会いたいな」と思いを馳せる時間が増えれば、再会したときにより一層あたたかい時間を過ごせるでしょう。

家族の絆を深める

同じ家に暮らしていても、家族で食卓を囲む機会が減っている家庭は少なくありません。
帰宅時間のずれや生活リズムの違いから、そろって食事をするのが難しいことも多いでしょう。
その結果、家族間のコミュニケーションが不足し、故人を敬う時間も減ってしまいがちです。

そこで陰膳を行い、意図的に家族が集まる時間を作ることで、会話の機会や思い出を共有する場ができます。
気兼ねなく故人の思い出を語ったり、感謝の気持ちを伝え合ったりすることで、家族の絆を深めるきっかけになるのです。

陰膳のマナーと作法(霊供膳)

陰膳のマナーや作法は、故人に対して行う場合と生きている人に対して行う場合で異なります。
さらに、故人に対する「霊供膳」は、四十九日法要までと、それ以降で作法に違いがあります。

故人へ食事を供える際は、次の3点に注意しましょう。
・仏膳椀を使用する
・一汁三菜の精進料理を用意する
・故人の方へ向けて配膳する

これらを守ることで、故人に対して敬意を示し、正しい形で供養を行うことができます。

仏膳椀を使用する

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故人に食事を供える際は、仏膳椀(ぶつぜんわん)と呼ばれる専用の食器セットを使うのが基本です。
仏膳椀を用いるのは、特別な器を使うことで故人に対して敬意を示すためです。

仏膳椀は仏具店はもちろん、近年ではホームセンターや通販でも購入できます。
高価なものである必要はなく、簡単なセットでも十分に陰膳・霊供膳としての役割を果たせます。

一汁三菜の精進料理を用意する

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仏教では殺生を禁じているため、四十九日法要までは肉・魚・卵を使わない精進料理を供えるのが基本です。
さらに、ニンニク・ネギ・ニラなど香りの強い「五葷(ごくん)」と呼ばれる食材も避けるとよいとされています。

代表的な献立は、ごはん・味噌汁・ごま豆腐・野菜の煮物など、一汁三菜の形が基本です。

ただし厳格な決まりがあるわけではないため、故人が生前に好んでいた料理をお供えするのも立派な供養でしょう。
なお、四十九日を過ぎたあとは、精進料理にこだわらず、自由に献立を考えて構いません。

故人に向けて配膳する

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故人に食事を供える際は、実際に食事を取れるような形を意識して配膳することが大切です。
お茶碗やお箸を故人の方へ向けて並べ、遺影の前に座って食事ができる状態を整えます。

具体的には、お箸を遺影側に置き、先端が右手側になるように配置します。
仏様が食べやすいように整えてあげると、より丁寧な供養になります。


また、最後にお供えしていた食事を家族でいただくのがマナーです。
残さず食べることで、供養の意味がより深まります。

陰膳のマナーと作法(生きている人に対して行う場合)

生きている人に陰膳を行うときは、普段の食事をその人の分だけもう一つ用意すると考えれば十分です。

霊供膳のように厳格な作法で行う必要はなく、むしろそうするのはタブーとされています。
席に座っているように食事を並べ、普段どおりの食事を共にする気持ちで行えば問題ありません。

陰膳の注意点は?

陰膳の注意点は?
陰膳を行うときには、いくつか気をつけたいポイントがあります。

・用意が負担になることがある
・罪悪感を抱いてしまう場合がある
・食品の腐敗や無駄につながる可能性がある

それぞれの注意点を解説します。

用意が負担になることがある

陰膳は、普段の食事に加えて一人分多く用意する必要があるため、負担を感じやすいという面があります。
作る量が増える分、食費がかさみ、後片付けの手間も増えてしまうでしょう。

そのため、陰膳は無理のない範囲で行うことが大切です。
もし「準備が大変だ」と感じるなら、無理に続けるよりも、直接会いに行くことのほうが良い場合もあります。

罪悪感を抱いてしまう場合がある

現代では電話やメールで気軽に連絡が取れるからこそ、陰膳を行うことに「後ろめたさ」や「罪悪感」を抱いてしまう人もいます。
また、「陰膳」という言葉そのものが少し重い印象を与える場合もあるでしょう。

しかし、陰膳を行うこと自体に罪悪感を覚える必要はありません。
大切なのは形式ではなく、「誰かを想う気持ち」を形にすることです。


陰膳であっても、手紙や贈り物であっても、自分なりの方法で相手を思う気持ちを大切にしてください。

食品の腐敗や無駄につながる可能性がある

陰膳では、普段より一人分多く食事を用意するため、食べ切れずに残ってしまう可能性があります。
片付けが遅れると食品が傷み、腐敗や無駄につながってしまうでしょう。

食品の腐敗は衛生面でよくないだけでなく、供えた相手に対しても失礼にあたります。
そのため、陰膳を行うときは片付けまでを含めて丁寧に取り組むことが大切です。

陰膳の代替方法はある?

陰膳の代替方法はある?
陰膳は本来、遠くにいる大切な人の無事を願うための儀式です。
しかし、現代では同じ思いを伝えるために、より手軽で実践しやすい方法がいくつもあります。
たとえば次のような方法です。

・ビデオ通話をする
・食べ物を送る
・相手との思い出を振り返る
・手紙を書く
・思い出の場所を訪れる
・簡単なお供えをする

遠くにいる人へ気持ちを伝えたいときは、こうした方法の中から自分に合った形で実践してみるといいでしょう。

ビデオ通話をする

インターネットが普及した現代では、LINEやZoomなどを使って気軽にビデオ通話でつながることができます。
直接会えなくても、顔を見ながら話すことで気持ちがより伝わりやすく、安心感も得られるでしょう。

ただし、頻繁すぎると負担になる場合もあります。
あらかじめ通話の時間や頻度を決めておくことで、無理なく続けられます。

食べ物を送る

陰膳が行われていた時代には、宅配便で食べ物を送ることは困難でした。
しかし現代では、日本中どこへでも簡単に配送できるようになっています。

そのため、陰膳として食事を用意する代わりに、直接食べ物を送って気持ちを伝える方法もあります。
相手に喜んでもらうためには、日持ちする食品や食べやすいものを選ぶことがポイントです。

相手との思い出を振り返る

陰膳のような形式的な儀式を行わなくても、過去の思い出を振り返ること自体が相手を想う時間になります。
たとえば、次のような場面を思い浮かべてみてください。

・相手と一緒に訪れた思い出の場所
・共に囲んだ食事の時間
・思わず笑ってしまった楽しい会話

こうした記憶を意識的に思い起こすだけで、「また会いたいな」という気持ちが高まり、家族や大切な人との絆を深めるきっかけになります。

手紙を書く

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電話やLINEといったデジタルな連絡手段の代替として手紙を活用する方法もあります。

手書きの手紙は温かみがあり、感謝の気持ちや大切な想いを伝えやすいツールです。
日常の連絡がマンネリ化していると感じるときこそ、あえて手紙を書くことでお互いの気持ちを再確認するきっかけになります。

まとめ

この記事では、陰膳の由来や効果、そして現代だからこそ行う意義について解説しました。
インターネットや通信手段が発達した今、陰膳の文化は徐々に姿を消しつつあります。

しかし、あえて陰膳を行うことで、日本の伝統文化を受け継ぎながら、大切な人への感謝や想いを形にすることができます。
陰膳は単なる儀式ではなく、家族の会話を生み出し、絆を深めるきっかけにもなるのです。

よくある質問

Q

陰膳は食べてもよいですか?

はい、陰膳は供えた後に家族がいただいて構いません。残さず食べることが、供養にもつながるとされています。

Q

陰膳は何回忌まで用意するのですか?

厳密な決まりはありませんが、一般的には四十九日や一周忌までを目安に行われます。地域や宗派によっても異なるため、無理のない範囲で供養すれば問題ありません。

Q

一周忌の会食で陰膳は必要ですか?

一周忌の法要では必須ではありません。法要後の会食が供養の意味を持つため、陰膳を省略しても失礼にはなりません。

Q

陰膳のお下がりはどうする?

お下がりは家族が感謝の気持ちでいただきましょう。食べきれない場合は片付けをきちんと行うことが大切です。

Q

亡くなった人のお膳はいつまで用意するのですか?

一般的には四十九日まで毎日供える習慣があります。以降は命日や法要の節目に供えるケースが多いです。

Q

陰膳はどこに置くべきですか?

仏壇の前、または遺影の前に置きます。故人が食事をとる姿を想像できる位置が望ましいです。

Q

浄土真宗では陰膳は供えますか?

浄土真宗では「故人への供養」という考え方を重視しないため、陰膳は行わないことが多いです。

Q

陰膳で用意するものは?

仏膳椀を使った一汁三菜の精進料理が基本です。ご飯、汁物、煮物、和え物、豆腐料理などを用意します。生きている方へ対しては、普段と同じ食器を使用し、家族と同じ食事を用意すれば大丈夫です。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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